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3月1日から就職活動の解禁となりました。そこでハウスメーカーに絞って就職活動をしている皆さんに仕事内容をお伝えしていきたいと思います。

ハウスメーカーに勤務となると、どんな職種があるのでしょうか。

そしてその職種はどんな仕事内容なのか?気になるところですよね。

合同説明会でのハウスメーカーの話は、魅力度たっぷりな内容になっていると思います。実際に説明会に来ている社員は人事部であったりするので、人事担当が営業職をしていなければ本当の所の仕事内容を聞くことは難しくなります。人事部は、出来るだけ良い人材を確保することに専念します。

しっかりと、自分が働きたいハウスメーカーを絞り込む為にも予備知識は必須項目です。

なんとなく仕事をするのではなく、やりがいを得る為に、自分の人生を楽しく過ごす為に判断できる絶好のチャンスです。

選ばれるではなく、選ぶ側に立ってハウスメーカーの担当者さんと対等に会話が出来るようにしましょう。

ハウスメーカーにはどんな職種が存在するのでしょうか

■一番多い職種といえば営業職!

販売しなければ、設計も監督も必要ありません。販売が出来て初めて、設計図が引けるのです。そしてその設計図に対して監督が仕上げるという流れですね。

一番大事な部分を営業が握っています。

大体、潰れていくハウスメーカーは販売不振に陥りだすと全てが回らなくなってきます。売れなければ、設計は必要最低限しかいらなくなり、監督も同じです。家を作る大工や職人も仕事が回ってこなければ生計が立てられず、他のハウスメーカーに逃げていきます。

どんな会社でも販売が必要な仕事ならば、営業が最前線にいるのです。

お客様を現場に案内したり、サポート業務をしたりと平日は役場や法務局などの資料取得にも時間が割かれます。

■資格を持って設計図を仕上げる建築士

 

■施工管理を取得して設計図面を元に実際の家の建築に携わる監督

 

 

今回はハウスメーカーの営業職についてクローズアップ

 

営業職:お客様となる方と商談をして契約を頂く仕事

家づくりを検討しているお客様へ自社製品の紹介を行い、モデルハウスや実際の現場をご案内する。気に入っていただければ設計への図面作成の依頼や見積もり準備の為の下調べなどを行い、商談をする準備を整える。他、銀行関係や住宅ローンについての知識や土地についての知識も必要です。家についての全般的な内容を浅く広く知っていないと、いろいろなニーズにこたえることができない。また、相続等の相談をされる時も多く、税に関する知識を持っているに越したことはない。

各ハウスメーカーにより、進め方が全く異なりますので【住宅メーカーの営業はこうだ!】という決まりは全く無い。

営業活動をする上でなくてはならないものは、顧客名簿。この顧客名簿を集めるためにメーカーとしてどのような体制を取っているかにより営業の大変度合いが変わります。

あるハウスメーカーでは、新人1年目は自転車での営業活動を実施、対人恐怖症との闘いを無事潜り抜けることができると1人前となる。自転車での行動範囲を自分のテリトリーとして動き回りアポイント取得や商談まで一通りの流れを覚えることが修行のようになっている。

あるハウスメーカーでは、モデルハウスを格安販売と謳い名簿を集めまくる。その中で名簿のランクを決めて店長名簿・主任名簿・平社員名簿などと分けられ、その名簿リストから契約をあげる努力をする所もある。

あるハウスメーカーでは、飛び込み訪問や電話セールスは一切行なわずモデルハウスに来場したお客様のみにアプローチをしていくハウスメーカーもある。その場合集客力がものを言うので、モデルルームにお客様が来場する仕組みを持っていることが多い。

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ハウスメーカーの営業は年にどのくらい販売するの?

この数字を求めるならば、ハウスメーカー全体の年間の販売棟数÷営業人数で平均がでます。一般的には年間12棟以上の販売ができる営業社員は優秀。2ヶ月に1棟ほどのペースでは並。

販売するのに一番効率がいいのが紹介です。紹介を頂く営業は、お客様との関係性が良好でアフターサービスなども積極的に行い、こまめにお施主様訪問を繰り返している人が多い印象です。

人と人との付き合いがいまだ多い業界なので、お施主様から『良くやってくれる』と信頼が得られるようになると、年間5棟クラスの紹介がコンスタントに出るようになってきます。中には、モデルルームでの接客をせずとも紹介のみで数字をつくるツワモノ営業も各ハウスメーカーに数人は在籍しています。

営業の仕事は最初から一生までの窓口役?

初めての面会から設計打ち合わせ、工事中の連絡、お引渡し後のアフターなどなど色々な業種への橋渡し役ともいえる。ハウスメーカーによっては、リレー方式で契約までを営業が行い、その後は設計、そして監督、竣工後はメンテナンスへときっちりと仕事を分けているハウスメーカーもある。

  • あるハウスメーカーは最初から最後までを担当
  • あるハウスメーカーは契約までを担当
  • あるハウスメーカーは設計図面の説明も担当

ハウスメーカーによって色々なやり方があります。

どんな営業スタイルのハウスメーカーなのかを判断するには

  • 営業がどこまで携わるのかを聞いてみる
  • 営業が図面を書くことがあるのか聞いてみる
  • 営業アシスタントがいるかどうか聞いてみる
  • 顧客リストはどうやって作るのか聞いてみる

昔のような夜遅くまで訪問活動をするハウスメーカーは少なくなってきている?

住宅営業というと、夜仕事から帰ってきたお客様を狙って訪問し契約を貰うという時代がありました。しかし、時代は変わりそんな営業をしているともれなく嫌われる傾向にあります。地方ではまだまだそのような営業活動をしている所もありますが、それでも少なくなってきているのが現状です。

インターネット全盛の時代ですから、欲しい情報はほとんど出ているといっても過言ではありません。

営業が売るのではなく、下調べをしてきた顧客がそれを確かめに来る!そんな時代です。

ハウスメーカー営業職で持っていると有利な資格

 

営業職でも、資格があると無いとでは話に重みが違います。

今回はあるといい資格をリストアップ

  1. 宅地建物取引士
  2. ファイナンシャルプランナー
  3. 住宅ローンアドバイザー
  4. 建築士
  5. インテリアコーディネーター
  6. ライフスタイルプランナー
  7. キッチンアドバイザー
  8. 福祉住環境コーディネーター

ハウスメーカーでは、資格取得支援をしている所もあります。面接時などにこのような質問を投げかけることでそのハウスメーカーが資格取得について積極性があるかどうかも判断できます。これからのハウスメーカー営業の必須項目に宅建士は必須項目の一つになるかもしれません。

土地から探しているお客様へのご案内もしなくてはならない業務の一つになります。家が建たない土地を紹介してしまうなどという初歩的なミスを犯すリスクも減ってくるでしょう。

リストラ対象としても。有資格者と無資格者であればどちらを取るかは言うまでもありません。

まとめ

日本全国の住宅販売に対して、大手ハウスメーカーが持っているシェアは全体で30%にも満たないのです。それ以外は地域に根付いたビルダーや中小工務店・個人大工が担っています。

今後、国の示す建築基準や省エネ基準が厳しくなり個人大工や中小工務店などでは対応が出来なくなる時代がやってきます。その時に、決まったパイをどれだけ獲得できるかが、ハウスメーカーの生き残る条件となるでしょう。

2020年の省エネ義務化を見据えた、就職活動をおこなってみてください。

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