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新学期の季節になり、空気も自然と清清しくなってきます。小学生になるお子さんは新しいランドセルを背負って登下校する姿が見られる季節ですね。

ここ最近、賠償問題がニュースなどでも良く聞くようになりました。特にお子さんがいるご家庭では故意でない事故は予期せぬ時に起こるものです。

小さなお子さんが起こした事故等は、責任能力がない状態ですので親(保護者)が責任を負います。

そんな予期せぬ賠償責任がふりかかって来たらどうしますか?

 

個人賠償責任保険とは(こじんばいしょうせきにんほけん)

個人賠償責任保険とはどんなときに活躍する保険なのでしょうか

簡単に言うと、日常生活の中で身近な事故やトラブルに対応する為の保険です。

ではどんな事故やトラブルがあるか例を挙げて見ましょう。

  • 歩いている人にぶつかってケガをさせてしまう
  • 出会いがしらに人や自転車などに激突してしまい怪我を負わせてしまう
  • 子供同士で遊んでいる最中に木の枝で目をつついて失明させてしまう
  • 陳列されている商品を落として破損させてしまう
  • 友達などにペットが噛み付いて怪我をさせてしまう
  • パーティーに招いたが作った食事が原因で食中毒を起こさせてしまう
  • マンション・アパートの集合住宅で下階を水浸しにしてしまう
  • ベランダからモノが落下し通行人に怪我をおわせてしまう
  • 子供が自転車にのり、高齢者にぶつかり大怪我をさせてしまう
  • スノーボード・スキーなどレジャー中、他人に怪我をさせてしまう
  • 自宅の塀が倒れて、他人の車を破損させてしまう

どれをとっても身近に起こる事故やトラブルですね。ちょっと考えただけでも色々な例が浮かび上がってきます。

このような事例で、損害賠償責任を負った場合に役立つ保険なんです。

誰に保険をかけるといいのか

この保険の対象となる範囲は

  • 本人(申込者)
  • 配偶者
  • 同居親族
  • 生計を共にする別居の未婚の子(仕送りを受けている学生等)

家族の中の1人が入っていれば全員が保険の対象となるんです。

 

保険料はどのくらい?

保険会社や補償の範囲によって変わりますが、月々約100円ほどのものが主流です。

この100円の中に保険金額1億円程度のものが保証されているケースがあります。

最近では、子供が自転車で高齢者にぶつかった事故で数千万円と言う賠償責任を求められた例があります。年々、賠償額が大きくなってきているようにも思えますので、備えるにはコストパフォーマンスがすこぶる高い保険ではないでしょうか。

出来れば、示談交渉付きの保険を選ぶのが良いでしょう。月々の掛け金が少しだけ上がりますが、自分で示談交渉することを考えると安いものです。

どうやって保険に加入するの

個人賠償責任保険はどのようにして加入するのでしょうか。

実はこの個人賠償責任保険は”単体”では入れない保険になっています。

自動車・火災・傷害保険などの特約として加入ができるようになっています。

その為、知らないだけで加入している場合も考えられるのです。

上記に上げた、自動車保険や火災保険・傷害保険等以外に、クレジットカードに付帯している場合があるのです。

日常的にクレジットカードを使っている場合は一度カード会社に確認してみましょう。

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何の保険に付帯させるのがいいのか

●クレジットカード付帯

先にあげたクレジットカードに付帯している個人賠償責任保険は保証金額が少ない場合があります。しかも示談交渉がついていないものになると、負担が大きくのしかかってきます。

最近では、入会金無年会費無料のクレジットカードも多く出回っています。付帯保険が無料と言ううたい文句で加入を促しますが、リボ払い専用カードなどという事もありますので、加入の際はしっかりと内容を確認しましょう。

●自動車保険付帯

自家用車をお持ちの方なら任意での自動車保険に加入されている方が多いでしょう。その場合は、付帯が可能になり、示談交渉も簡単につけることが可能でしょう。加入している自動車保険会社に問合せをして見ましょう。

ネット通販型の自動車保険を移り渡っている人は、常に個人賠償責任保険の付帯を意識しながら乗り換えを行ないましょう。

●火災保険付帯

住宅ローンを組んでいる方は、火災保険に加入されていると思います。その火災保険にも付帯することが可能です。最長で10年という縛りの出来た火災保険につけておけば更新し忘れたという事も少なくなります。

個人賠償責任保険の対象外になる事例

  • 故意による損害賠償は対象外
  • 仕事中の事故・トラブルは免責となり対象外
  • 借りたものに対しては対象外
  • 同一世帯に住む親族に対する賠償責任は対象外
  • 酔っ払って起こしたトラブルは対象外
  • 預かったものへの賠償責任は対象外
  • 地震・噴火・津波等に起因するものは対象外
  • 海外で起こった事故やトラブルは対象外

以上が基本的に対象外となる事例ですが、保険会社によって海外をカバーするものもあるかもしれませんので、海外へ良く行く方は確認が必要となります。

他の保険でカバーできるような場合は、その保険で行ないます。

※自動車事故などは自動車保険で対応

 

保険を使う場合に必要な書類(基本)

  • 保険金請求書
  • 保険証券
  • 保険会社が定める事故状況報告書
  • 示談書
  • 損害を証明する書類

以上は基本的に必要となる書類です。

事故発生後速やかに連絡することが必要です。請求権が消滅することがあるので注意が必要です。

 

被害者となった場合へのリスク管理

加害者になる場合もあれば、被害者になる場合もありますね。

被害者は責任がありませんので損害保険会社は被害者に代わって示談交渉を行なうことが出来ないという事を覚えておいてください。

当事者が弁護士に依頼して行ないますが、弁護士への相談費用や訴訟・仲裁・和解・調停等にかかる費用が発生します。

このような費用をカバーする特約がついているものもありますのでリスク管理をしっかりと行ないましょう。

 

個人賠償責任まとめ

日常生活の中に潜む賠償リスクは、生活の数だけあります。自分は大丈夫と思っていると意外なところから悲劇が訪れたりします。

高額な保険料であれば、検討する余地があるかもしれませんが月々数百円程度で幅広い補償を受けられる個人賠償責任保険!

今一度、ご自身の加入している保険を見直してみてはいかがでしょうか。

 

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