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ここ数年、ハウスメーカーの中で元気が良い会社があります。そう、それは一条工務店!

大手ハウスメーカーではテレビCMなどを打って大々的に宣伝をしていますが、一条工務店はテレビでのCMを行いません。

ですが、ここ6~7年の年間の着工棟数や販売棟数は劇的に増え他を圧倒してきています。

平成28年のハウスメーカー販売棟数ランキングでは直営と販社を合わせて積水ハウスに次ぐ第2位の地位を確立しています。

なぜそんなに人気があるのでしょうか?その秘密に迫ってみます。

 

おすすめ参考記事

一条工務店の人気を支える標準の床暖房は暖かいの?

じょし

床暖房だけで本当に温かいの?

床暖房と聞くと普通は、電気カーペットのような感じで部分的に設置するもの!とお思いの方が多いでしょう。

そもそも、日本の暖房器具の中で床暖房はサブ的な位置にいます。メインで使う暖房器具としては認識されていないんです。

 

それはなぜでしょうか?

日本の住宅を床暖房だけで温めるのが厳しいからです。

 

今日本の暖房を担っているのは、エアコンが一番多いでしょう。

各部屋に1台設置して、必要な時に必要なだけ部屋を暖める。

 

現在の日本では、部分暖房(人がいることろだけの暖房)が主流で

  • 【こたつ】
  • 【いろり】
  • 【ストーブ】
  • 【エアコン】
  • 【ファンヒーター】
  • 【オイルヒーター】

がなじみ深い暖房器具になっています。

 

そこに、【床暖房】がいても家のメインにはならないし、設置費用もばかになりません。

しかし、一条工務店はデメリットにも見える床暖房をメイン商品として取り扱い、しかも家全体を床暖房だけで温める【全館床暖房】を推し進め、販売実績をグングン伸ばしています。

全国で2番手になるほど売れている一条工務店の家は、購入者の9割以上が床暖房設置住宅です。しかも全館床暖房!

 

なぜなのか?

あお

その理由は単純!温かいから!

一条工務店の床暖房はなぜ暖かいの?

一条工務店の使っている床暖房システムを見てみましょう。

と、その前に簡単に床暖房の【基礎知識】

 

一般的な床暖房システムは、電気式と温水式の2つに大別されます。

● 電気式床暖房の特徴は、部分暖房や使用時間の少ない場所に適しています。

キッチンの床や洗面所などの狭い空間での使用がコストがかかりにくくベストになります。

● 温水式床暖房の特徴は、電気式の逆で広い範囲や長時間使用するような場所に適しています。

リビングなどの広い空間での使用、みんなが集う場所が最適になります。

 

一条工務店の床暖房は後者の【 温水式床暖房 】を採用しています。

1台のヒートポンプユニットで一般的な住宅のすべてを賄います。

分かりやすいようにパナソニックさん(パナホームではありません)の温水式床暖房ページに記載のある事項と比較してみましょう。

会社 熱源 敷設率 使用時間 電気代 範囲 温水菅
パナソニック ※1 ヒートポンプ 約60% 8時間/日 3,900円/月 ※2 10畳間 不明
一条工務店 ヒートポンプ 約80% 24時間/日 7,231円/月 ※3 30坪(60畳) 華僑ポリエチレン内径10㎜

※1 パナソニック:パナソニックヒートポンプ式温水暖房機を使用。次世代省エネルギー基準(IV地域)断熱の合板下地に床暖房パネルを施工

※2 パナソニック:1日8時間連続使用、外気温約7℃、室温約20℃一定状態で30日運転、新電力料金目安単価27円/kWh(税込)で計算。

※3 筆者の自宅で測定 全館なので60畳計算 24時間6か月間床暖房スイッチON

下記記事は、私の住む一条工務店(i-smart) の3年間の電気代を公開している記事です。

 

あお

床暖房は敷設率と断熱性能が重要なんだね。

上記表で分かるように、パナソニックさんの床暖房は10畳間に対し敷設率が60%となっていますので、6畳分の床に床暖房が入ることになります。

一条工務店では、オリジナルなだけあって敷設率が80%となるので10畳間に対して計算すると8畳分の床暖房が入ります。

稼働時間にしても、8時間と24時間では一日の暖房時間は3倍にもなり、その分スイッチを切ることによる温度低下がないので、電気代がかかりにくくなっています。

これだけの差がつくのは、家の断熱性能によるものだと分かります。

 

スイッチを入り切りした夏のエアコン電気代はどう変わったのか?を記事にしました。

 

 

同じように、全館床暖房を設置したとしたら 60畳分(6倍)×3,900円=23,400円/月 しかも8時間の稼働

それでも敷設率が60%と狭い範囲になるので、体感は寒さを感じるか、もしくは設定温度を高めて室温を上げるようにしなくてはならなくなるでしょう。

設置している方に聞くと、エアコンとの併用が必須とのことですから、さらに電気代がかかっている様子です。

一条工務店の床暖房は暖かいのに電気代がかかりにくいのはなぜ?

上記の表で分かるように、電気代に大きな差がうまれます。

その大きな理由が、家の断熱性能によるものです。

パナソニックさんの試算データによると、” 次世代省エネルギー基準(IV地域)断熱 ”<引用> とあります。

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これは家の断熱性能を表す基準になりますが、次世代省エネルギー基準に適合するⅣ地域(東京などの温暖地域)を基準として計算していることがわかります。

我が家も同じ関東Ⅳ地域(正確には北関東)にあり、比較では問題ない場所です。

そこに、一条工務店の家のスペック断熱性能を比較するとよくわかります。

 会社 Ⅳ地域 断熱性能UA値
パナソニックさんの基準(次世代省エネ基準レベル) 同じ  0.87
一条工務店の基準(i-シリーズⅡ) 同じ  0.28

現在の一条工務店の使用断熱材は、【 硬質ウレタンフォーム 】を採用しています。

これは住宅で使われる断熱材の最高等級に位置する素材です。

一条工務店 i-シリーズⅡ 次世代省エネルギー基準達成レベル
使用断熱材 硬質ウレタンフォーム 高性能グラスウール
熱伝導率 0.020w/m・k 0.036~0.038w/m・k
床下 120㎜ 24kグラウスール 80㎜
190㎜ 16kグラウウール 85㎜
天井 235㎜ 16kグラウウール 80㎜
トリプル樹脂サッシクリプトンガス充填 アルミサッシペアガラス

興味深いところは、熱伝導率が約倍ほど違うところ。

更に施工する厚みが全く違うことに気づきます。

せっかく温めた熱が外に逃げ出してしまう基準の住宅は、言うまでもなく光熱費がかさむことに直結します。

 

ちなみに、私の家は断熱材が(EPS)時代のころで、トリプルサッシではありましたが、アルゴンガス充填になっています。

あお

今の仕様ならばもっと省エネになるんだろうなぁ~

以上から、同じように家を快適(暖かく過ごす)に温めようとすると、光熱費は倍以上に膨らむことになるのが目に見える結果でした。

下記は姉妹サイトです。省エネな住宅の基準やらを記事にしています。お時間ありましたら覗いてください。

2020年に義務化される改正省エネ基準【H25】をクリアする断熱材の厚みは!?

 

一条工務店の家は床暖房だけで他の暖房器具は一切いらない

上記で示したように、断熱性能がずば抜けていいことがわかると思います。

その為、床暖房がサブ的な位置ではなくメイン暖房器具として使用が可能になるのです。

私の家でも3年間冬場の暖房は床暖房のみです。

一条工務店の床暖房は、全館床暖房が標準(i-シリーズⅡ)

一般的には、エアコンとこたつ、エアコンと電気カーペット。などの様に冬の寒さをしのぐために暖房器具の併用をすると思います。そして人がいないときはスイッチOFF。

日本ではこれが普通ですね。

でも一条工務店の家に住むと、シーズンの初めにスイッチを入れたら、もうほったらかしなんです。

暖房を切らないのだから、それはもう暖かい訳です。

 

だからと言って、驚くような電気代が請求されることはありません。

逆にスイッチをつけたり切ったりした方が、電気代が高くつきますし、寒さを感じるようになります。

不在時でも、使わない部屋があっても一定の温度で床暖房は動いています。(もちろん切ることもできます)

タイマー設定や、エコモードなどあなたに合った使い方を工夫すればさらにお得に暮らすことができます。

 

床暖房のスイッチをつけっぱなしにした電気代は一条工務店の全館床暖房をつけっぱなしにした電気代とその明細3年分を公開!ごらんください。

一条工務店の家まとめ

一条工務店の家の温かさは、今まで住んできた人の声でお墨付きを得ています。

そういった自信から床暖房の家に【宿泊体験】ができるようになっています。

この寒い冬に全館床暖房の体験を是非してみてください。

もちろん、ファンヒーターの温かさが好きなんだ!

と気づくかもしれませんし、寒いのが好きなんだと思うかもしれません。

 

おまけ

他のハウスメーカーの断熱性能UA値はどのようになっているのでしょうか。

一条工務店を除く上位5社をピックアップしてみました。

会社名 断熱性能UA値
アイフルホーム(セシボ極) 0.3
スウェーデンハウス 不明
ウィザースホーム 0.39
ミサワホーム(120㎜仕様) 0.40
三井ホーム(標準) 0.43

 

スウェーデンハウスさんだけいまだにUA値がはっきりしません。ZEH住宅を発表した時点の報道へ向けたプレスリリースにはUA値4.3平均と記載があります。オリコンランキングでも多くの部門で1位を取る会社ですので、期待を込めて2番目に置いています。

意外や意外と言うと怒られそうですが、アイフルホームさんは2020年に向けローコスト住宅の先駆けを目指しているような感じです。

コストにどれだけ反映しているのか?が興味ありますね。

その他のよく聞く大手ハウスメーカーは、プレハブ系(鉄骨系)が多く断熱性能に関して言えば厳しいい戦いを強いられています。

国が推し進めている省エネ、断熱性能の向上は【ZEH住宅】として補助金事業があります。

ZEH住宅のUA値基準(Ⅳ地域)は【0.6】をクリアすることが最低基準になっています。

実際の所、一条工務店が実測で0.32レベルの住宅を標準で供給しているので、0.6を上回った住宅を他で作っても補助金の対象から外れてしまうかもしれません。

 

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