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暖かみある薪ストーブのある家を建てるときに気をつけたいこと

2016/11/22

秋から冬に変わる季節になると、寂しくなる気持ちになってきませんか。そんな寒くなってきたときにふと思い出すのが【火】の存在です。火を見ると人はなぜか落ち着くと言う方が多くいます。そんな”火”とともに暮らす家をお考えの方も最近凄く増えてきました。

安らぎを求める方が増えてきているのでしょうか。今回は、自然の薪を使った暖のとれる【薪ストーブのある家】を特集してみたいと思います。

 

薪ストーブのある家にするための基本

昔と違って家を建てる土地・スペースはずいぶんと小さくなっています。生活に便利な街中に居宅を構えようとするとお庭を持つことが贅沢な選択になるくらいですね。必然的に2階建ての家を選択せざるを得ない状況を踏まえ、薪ストーブのある家の仕組みを考えます。

薪ストーブの設置場所はどこがいいのか

スタンダードな考え方をするのが一番の効率を得られるんです。設置場所は1階がベスト。必ずしも絶対という事はありませんが、間違いないという事でしょう。

まず、基本的に暖められた暖気は上に上っていきます。1階に設置することで家中満遍なく暖気を送ることが可能になります。その際に吹き抜けを作ることが最良の効率を産みます。

設置場所の床は、土間がベスト蓄熱効果が得られることに繋がりますね。薪ストーブは燃やした灰の掃除も必要不可欠になります。そのためにも汚れても問題ない土間が最適です。

薪をくべる手間も考えておきたいところです。石油ストーブでも給油の手間が面倒と言う方も少なくありません。薪ストーブではそれ以上に掃除などの手間がかかることを忘れてはいけません。玄関や勝手口など薪をストックする場所に近いほうが便利にはなります。

暖をとるのを最優先にするならば、家の真ん中が四方へ輻射熱が回りやすいので理想ですが、シーズンオフの時には存在感がありすぎるという難点があります。

煙突の出し方1つでも燃焼効率が変わります。薪ストーブの真上に一直線に煙突を出すのが理想ではありますが、最近の家では横に出して外から上に立ち上げるという方法がスペース的にも良いのかもしれません。真上に出すよりは、雨漏れ等の心配は格段に少なくなるでしょう。

薪の確保と費用はどのくらいかかるのでしょうか

”薪”

”薪”

薪は現代の暖房器具と違い自然の木を燃焼させて暖をとります。なので薪がなくなったら近くのスタンドで買うという事ができにくいわけです。そうならない為にも自宅にストックヤード(薪棚)が必要不可欠になります。

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薪棚というスペースの確保

駐車スペースや庭がほとんど取れなくても、薪棚を作るスペースは確保しなくてはいけません。ではどのくらいのスペースを確保したらよいのでしょうか。逆算して考えます。

必要な薪の量は1年でどのくらいなのか

一般的な薪ストーブ家族の例を見ていきましょう。

11月から3月末くらいまでを使用期間として考えます。12月から2月の寒い時期は24時間焚きます。用意する薪は約30cm程度のものを利用します。

量で換算すると一冬越すのに6㎥程度は必要になってきます。その量を備蓄するとなると1m×1m×1mが1㎥ですから6個分=軽自動車1台分くらいのスペースを確保する必要が出てきます。

6㎥の薪代はいくらくらいになるのか

某ホームセンターでの薪の料金は1㎥当たり20,000円~25,000円ほどですので、1シーズンの薪代は12万円から15万円程度かかる計算になります。

家の大きさや住む方の体感温度や燃焼時間の違いによっては上記計算とずれます。

どんな薪が良い薪なの

街中で薪ストーブを採用したい場合は特に良い薪を選ぶことが重要な選択になります。完全に燃焼させることができれば煙はほぼ無色透明で、においもほとんど出ません。

良い薪とは完全燃焼ができるものかどうかがポイントになります。その薪は十分に乾燥されていることが必要になります。木造の家を作る場合、含水率という言葉が使われます。この含水率は木の中にどれくらいの水分が含まれているかを示す数値になり、一般的には20%を切る含水率が家の材料として使われます。

薪ストーブに用いる木も含水率で言うと15~20%以下が理想とされます。

また、広葉樹と針葉樹がありますが薪ストーブに適しているのは広葉樹のほうになります。広葉樹は、ナラ・クヌギ・サクラ・ケヤキ・カシ・コナラ・ミズナラ・カキ・リンゴ・クスノキなどがあります。

針葉樹がダメかと言うとそうではありませんが、乾燥が不十分だと煙が出やすいという難点があり、マツ系の薪だと油分が多いので温度が急上昇して、ストーブ自体を痛めてしまうことに繋がります。

街中の薪ストーブのある家が注意すること

薪ストーブのある家に住む方は自慢したくなるくらい家を楽しめるようになるでしょう。しかし、ご近所さんはそうも言ってられない状態になっている可能性があります。

薪の種類によっては先述したように、煙をだしてしまうことがあります。街中に住む以上ご近所さんが身近にいることに気を使いながら過ごすという事の認識をしなくてはいけません。

季節によって風向きが変わりますが、冬の北風では南側に向かって煙が流れることになります。建築地を選ぶ際もそういったことでクレームにならないよう注意をしておきましょう。

あとがき

薪ストーブのある家に憧れを抱き、実現したと言う方も多くいます。最初に気付かなかったような問題をできるだけクリアにして楽しい薪ストーブのある家にしていきたいものです。

 

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