クエン酸というと料理に使うというイメージがあるのではないでしょうか。
疲労回復や美肌・健康に効果的であり、さまざまな病気の予防にもなります。

じつはそのクエン酸はお掃除にも効果的なんです。

まずは、どういったものなのか?を解決していきましょう。

 

クエン酸とは?

クエン酸は酸性 有機化合物でヒドロキシ酸のひとつ。良く分かりませんね。

柑橘類の酸味を感じる原因となるもの、といえばなんとなくですね。
見るだけで、唾液が出てくる『梅干』『レモン』『グレープフルーツ』に多く含まれています。

サプリメントの成分として使われたり、治療薬等にも成分として入るものが多くあります。

炭酸カルシウムを溶かすことができるので電気ポットや加湿器にこびり付く水垢の洗浄に使われています。
『重曹』や『セキス』はアルカリ性でしたね。
『クエン酸』は酸性と覚えておきましょう。

クエン酸の用途

酸性という性質を利用して、アルカリ性の汚れを落とす効果があります。

家庭内での主なアルカリ性の汚れ

水垢(鏡・蛇口・シンク)お風呂の白い塊、トイレの黄ばみ、アンモニア臭など

 

●電気ポットのお掃除

長年使っている電気ポットの中をのぞいてみると白い塊がついているとおもいます。
市販掃除薬では『ポット洗○中』などありますが、飲むお湯を作るものなので気がひける方もいるのではないでしょうか。

そんなときにクエン酸が一役買います。

あの白い塊の正体は、水に含まれるカルシウムなどのミネラル成分が付着したものです。
害はありませんが、気になります。
ポットの性能を低下させたり、気分が良くありませんのでお手入れしていきましょう。

お手入れ

1. フィルターの付いているポットは、はずしてからにしてください。
2. ポットにお水を入れます。小さじ1杯(5g)のクエン酸投入。
3. かき混ぜてください。その後通電し温めます。
4. 1時間程度でお湯を捨てて、汚れをかき出します。

●食器乾燥機や洗浄機

ポットと同じように、水を使用する場所になりますのでミネラル成分が付着する場所です。
特に乾燥を行うので、水分が蒸発しカルシウム成分のみがのこってしまいます。

お手入れ

1. 食器類は入れないでください。
2. 20g~40g程のクエン酸を洗剤を入れるところに投入。
洗剤を入れるところがない食器洗い乾燥機は振りかける。
3. 通常の運転モードで開始。

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●コーヒーメーカー

最近自宅でドリップするコーヒーメーカーが増えていますね。
コーヒーメーカーもポットと同じ用に掃除ができます。

お手入れ

1. 給水タンクに水500cc、小さじ1/2のクエン酸を溶かします。
2. そのまま通常にドリップをして、給水タンクの水を捨てる
3. キレイな水をタンクに入れ、ドリップを3回ほど繰り返します。

クエン酸水ドリップを2回3回と行うとよりきれいになります。

●お風呂場

蛇口や排水口、床や鏡、体が直接接するお風呂だからこそ安全性の高いクエン酸でのお掃除が
ベストです。
酸性ですから、水のミネラル成分が固まりとなり水垢となります。これを溶かしてくれます。

シャワーヘッドははずせるものははずしましょう。

お手入れ

洗面器に水1ℓプラスクエン酸大さじ3杯を溶かし浸け置きをします。
お風呂の中でも、洗わない箇所NO.1の呼び声が高い場所なのでチャレンジしてみましょう。

クエン酸スプレーの作り方

1. 100均でスプレーボトルを用意します。
2. 200mlの水に小さじ(5g)2~3杯溶かします。

 

全てに万能では無いので、下記注意点を確認してください。

 

クエン酸の注意点

 ”石” は溶かしてしまう恐れがあります。キッチンのカウンタートップやお風呂場に大理石があれば要注意。
人工大理石も避けておいたほうが無難でしょう。
 ”鉄” はクエン酸を長く付けて置くと錆びの原因になります。

 

塩素系の洗剤とは『混ぜるな危険!』です。
有毒ガスが発生し、お掃除どころでは無くなります。

しつこい固まった汚れには、ペーパータオルやティッシュにクエン酸水を含ませ貼り付けます。
ラップで覆い、3時間ほど放置してから擦り取ります。
それでも取れない汚れには、クエン酸水の濃度を濃くして試してください。

まとめ

『重曹』と『セスキ』は アルカリ性

『クエン酸』は 酸性

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得意とする掃除場所が違うので使い分けて、エコな掃除を目指していきましょう。

 

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