コンビニエンスで争奪戦を繰り広げるようになって何年も経ちますね。すっかり節分の日の風物詩になってきています。なにやら福が来るみたいだと、縁起を担いでやってみるものの意味を知らずにやっても効果があるのか、ないのか?
せっかくならば、【恵方巻き】の意味をしっかりと知って今年は食べてみましょう。
そもそも恵方巻きってなに?
恵方巻きって、「よく売っている海苔巻きみたいなやつ!」というのが本音でしょう。私もその域を抜けませんでした。
でも実は、大昔からあったものではないんですね。江戸時代から明治時代にかけて節分を祝う時などに食べていた巻物だったんです。節分は古く、中国の行事が日本に流れてきたのですが恵方巻きは日本独特(関西発祥)のものなんです。
名前も江戸時代には【恵方巻き】では無く【太巻き寿司】【丸かぶり寿司】などの名称で呼ばれていました。
この行事をビジネスにつなげようとした、某有名コンビニエンスストアが【恵方巻き】という名前で売り出したのが最初と言う説が濃厚なんです。
今ではどこでも販売している恵方巻き
そもそも恵方って何?
歳徳神のいる方位とされていて、その方位は毎年かわり、吉であるとされる方位。
方位は5年周期で回っているんです。5年ですが、方角は4つとなるんですね。
- 東北東
- 西南西
- 南南東
- 北北西 ← 2017年はここ!
- 南南東
恵方巻きにしか、使われないの?と思いがちですが、初詣に行く際はその年の恵方にある神社に行くといいとされていたり。引越しは恵方の物件を探すとか。結婚式場や重要な取引の際の場所選びであったり。
いろいろな場面で恵方を用いる方がいるようです。
歳徳神って
歳徳神は、年神(としがみ)、正月様とも言われ一年の福徳を司る神のこと。
食べ方は
- 夜にたべる
- 恵方(歳徳神様のいる方向)を向いて食べるのが吉とされている
- 今年2017年の恵方はどこ【北北西】
- 食べている間は恵方だけを見る。よそ見厳禁
- 黙って食べる
- 丸ごと食べる
- 一気に食べる
最近の恵方巻き事情
海苔巻きが苦手な方には、スイーツで作られた恵方巻きが存在します。
【恵方巻きロールケーキ】
より多くの人に恵方巻きを味わってもらいたいとの思いかどうかは不明ですが、あらゆるスイーツで恵方巻きが表れています。
その代表的なものがロールケーキ。
コンビニやスーパーなどでも販売をしているので、一年の福にあやかってみてはいかがでしょうか。
まとめ
恵方巻きって大昔から伝えられてきたものかと思っていましたが、そんなに古いものではないんですよね。しかも、恵方巻きの名前の由来はコンビニエンスストアが発祥とは。
でも1年の福(金運)がくるならば是非お願いしたいですよね。
自分の好きな具材を7つそろえて、自作して食べるのも一つではないでしょうか。