銀行への預金や定期預金すごく低くなっています。
この原因は、経済の低迷が続きマイナス金利政策が取られたことも一因ですね。
銀行も国へ預け入れれば、金利を払わなくてはいけない状況では、私たち個人の預金に金利を付けて支払うことは難しくなります。
そこで、いくら預けても増える見込みが少ない銀行預金ではなく、投資を考えてみようと思い立ちました。
銀行預金は通常元本割れを起こさない、リスクの少ない商品です。
しかしリターンもものすごく少ない。この安心と引き換えにほとんどの人が貯金として銀行へ預けているのです。
私もその一人。
定期預金よりはリターンを大きく、リスクは最小限と言う『都合の良い投資商品』を調べていくと・・・
『金』にたどり着きました。
100万円の預金はいつまで経っても100万円?
普通に100万円を銀行に預けていると、どんなに低金利となっても元本の100万円を割ることは考えにくいです。
その為、ほとんどの人が100万円を預けていれば、20年後も100万円なのだから 『安心じゃない』 と考えているのです。
でも、よーく考えてみると分かるのですが100万円預けているだけだと、どんどん目減りしていくんです。
えー 100万円は100万円じゃない と思う方は要注意です。
なぜか?
ニュース等で景気が悪い、鈍化していると報じている昨今。そういった言葉を聞くだけでも気持ちが落ちていきます。
でも、本当にそうなのでしょうか。経済は長い目で見ていくと緩やかな上昇をたどってきています。
つまり経済は成長していっているんです。
ちょっと前までは、100円握り締めて自動販売機に行けばジュースが買えた時代でした。
しかし、いまはどうでしょう。130円くらいが相場でしょうか。30円値上がりしています。(安い自販もありますが)
これを例に考えると、100円で買えた時代に100万円の預金があれば1万本のジュースが買える計算です。
しかし、130円となった今では同じ100万円でも7692本しか買えないのです。
同じ100万円だけど、価値が下がった、下がっていくという事。
少し前(ジュースが100円で買えた時代)に預けた100万円は、価値がどんどん下がり
今では(ジュースが130円になった今)100万円ではなく769,200円の価値しかないのです。
今回は分かり易くジュースにたとえましたが、
物によっては100万円の価値は80万だったり、60万だったりとなることを付け加えておきます。
やっぱりそうなると、目減りすることが分かっている預金には頼ることができない。
『金』への投資はいいのか?
預金でお金をストックすると言う方法は、一番簡単で誰も疑う人はいない。
しかし、現実は年月が経過すればするほど『価値』が下がっていくという事がわかりました。
では『金』はどうなのでしょうか
金価格の推移をチェック (ドル/トロイオンス)
1973年には、 97.22(年平均値)
2015年には、1.159.94(年平均値) 約12倍
※トロイオンスとは、貴金属や宝石の原石の計量に用いられる質量の単位
■ 1トロイオンス=31.103.4768グラム
1年単位で見ると、乱高下する年もありますが
42年の間に『金』の価値は約12倍に膨れ上がったことになります。
42年前の日本は昭和49年ちょうど私が産まれた年です。
調べてみると、コカコーラが70円で買えた時代みたいです。
幼少時代 『コーラを飲むと、骨が溶けるよ』 と言われて飲めなかった記憶があります。
当時からすると、贅沢品?親が買ってくれなかった?だけ?
話がずれたので戻しますが、
『金』は価値が下がらず、逆に長い年月をかけてじわじわあがってきています。
金は長期保有と言う所以はこういうことなんですね。
現在買える『金』は?
初心者向きは、小額からできる『純金積立』だろう。
毎月一定の額の積立が3000円程度からできる。
3000円でいくら買えるかというと、ホントごくわずかな金になると思うが、リスクを考えると少なくスタートするのが堅実な方法と思う。
しかも、FXや株式取引のように日々モニターにへばりついて金価格の変動を見守る必要もなく3000円を日割りして、毎日購入していくらしい。
そうすると、高い日もあれば安い日もあり購入価格を平準化することができる。
安い日は多く買えて、高い日は少なく買う。
自分で安いと判断できるときには、スポット買いができる。
純金積立商品
■三菱マテリアル
■田中貴金属工業
この2社は良く聞く会社ですね。そのほかにも取り扱い会社はある。
その場合、信用の裏づけのある会社選びをしてほしい。
収集マニアには『金貨』がおススメ
私も金については知らなかったが、今回調べてみて金貨は魅力もあり『プレミアム』が上乗せされていることがほとんどらしい。
記念発行もある。
たとえば・・・
天皇ご在位記念やオリンピック・ワールドカップなどの記念硬貨として発行されるときもある。
有名な金貨(日本で購入可能)
■カンガルー金貨(オーストラリア・パース造幣局発行)
■メイプルリーフ金貨(カナダ王室造幣局発行)
■ウィーン金貨ハーモニー(オーストリア造幣局発行)
定期預金が増えないなら、いっそのこと・・・という方
『金地金』
購入は1gからできる。
購入当日の金店小売価格に購入グラム数をかけるという計算。
500g未満の金地金には手数料がかかる=バーチャージ
バーチャージは取り扱い会社によって異なり、購入・売却時にかかってくる手数料。
金の延べ棒という買い方ができるが、そんな方はめったにいないのでは。。。
買える方はうらやましい限り
証券会社を通して取引もできる
株取引のように、リアルタイムでの取引が可能。
その場その場での価格が分かり、市場の透明性は抜群だが、私のようなサラリーマンには不向きか?
小額投資ができる。数千円から1万円程度。
現物の金を裏づけにしている商品 と 金価格に連動する債権を裏づけにしている商品の2種類がある。
以上のことから、サラリーマンでも小額投資を入門編として始めることができる。
しかし、注意が必要なのは債権を裏づけにしている商品の場合だ。
この場合、債権を発行する運用会社が倒産などのリスクに見舞われると資金が戻らない危険が潜んでいるという点。
まとめ
全ての投資商品にいえることだが、分散投資は必要不可欠な考え方。
あるひとつの商品に絞ってしまい、資金を丸々焦がすということは避けたい。
コツコツとリスクの少ないものへ、資産移動を行うことを検討しないと
貯めたお金はどんどんやせ細っていくのを見ているだけになる。
いままさにこのときも経済は成長し、預金資産は目減りしている。
早速今日から動き出してみよう。