ハウスダストで困っている方には知って欲しい対策と正しい知識

前回、生活する環境を見直すことでアレルギーとおさらばする話をしたけれども

そうは言っても、家を買いなおすや住み替えするのは

多大な費用と精神的な負担がのしかかってくることは容易に想像できる。

今の環境下で最善の対策を考えることも必要

 

今の住まいでアレル物質のありそうなところをピックアップしてみる

1.ベッドや布団

2.カーペットやソファー

3.タンスなどの家具の隙間

 

ベッドや布団は一番気を使わなくてはいけない場所のひとつ

ハウスダストの一番多い場所だから。

人が寝るときには、大量の水分が放出されると言われている。

ダニは湿度の高い場所がお気に入りで、栄養となる食べ物があるとなおさら快適空間を提供することにつながる。

そうなると、ベッドや布団は、ダニにとって天国そのもの。

人の髪の毛やフケ・皮脂・垢、布団のホコリ、毎日がバイキング状態になる。

そんな寝具類に潜むダニの数は数十万~数百万匹と言われている。

これを除去するには、いくつかの方法がある。

1.日光消毒

これは昔から言われていますが、一定の効果は期待できるのですが完全除去には程遠いといっておきましょう。

日光に当たる表面はいいのですが、原因となるダニは布団の反対側に逃げてしまい意味がありません。

干す場合は、湿気を飛ばすというのが一番の効果が期待されます。

そして時間帯は10時~14時の間が一番紫外線が強い時間帯となります。

また、干して安心せず、掃除機でハウスダストを吸い込みましょう。

アレルギー反応は、生きたダニはもちろん死骸や糞も多く起因します。

 

2.布団乾燥機などを利用して熱処理を行う

これは結構効果があります。ご自分で布団乾燥機に持っていくこともいいですが、なにぶん手間がかかる大きさですので、布団丸洗いサービスを利用するといいです。

宅配業者が取りに来て、戻すまでを行ってくれます。季節の変わり目の入れ替え時期には是非おススメです。

 

3.身近にできる熱処理で効果があるのはアイロンがけ

ダニは高温で死滅することは、前回記事の敵を知るでかきました。

熱処理はいろいろな菌にも効果を発揮するので、気になる箇所を満遍なくアイロンがけすることをおススメします。

特に小さなお子様が寝る、ベビーベッドは湿度もあり、赤ちゃんの代謝物もありで弱い肌にダニは大敵です。

 

効果があるようなイメージでCMをしている掃除機は良く調べてから検討しよう。

私の同僚で、お布団クリーナーの大人気商品を購入した人が居ました。

彼女は敏感肌で困っていたので、アイロンがけをおススメしていたのですが、

もっと手軽にできるものをと思い購入に至ったといっています。

その後感想を聞いたところ、どうなんだろう?とあいまいな答えが返ってきました。

また昔のように、肌が荒れ始まっているというではありませんか。

 

上記商品の口コミを見てみると、賛否両論。でも今も売れ続けている。

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ということは使用の方法が間違っている?

 

よくよく調べていくと結構いい加減なメディア情報が先走っているように感じました。

 

UV(紫外線)ではダニは殺せない。

前の記事でも書きましたが、一番有効なのは湿度対策。

干からびさせる47%以下の湿度にすれば死滅してくれる。

何の薬も、ましてやUVなど要らない。

あるブログによる記事では、販売元の企業に電話取材を行った内容が記載されています。

『当社の商品でダニを死滅させる効果はありません。

吸い込むだけです。UV光もダニには効果は無くただ、

紫外線には殺菌効果があると言われています』

という回答とのこと。一部書換え。

なんと、ダニには意味が無い。吸い込むだけ。

販売元企業のHPにもダニを死滅させるような記載は一切無く、言っていることは本当なのだろう。

 

アレルギーに困っている方からすると、ワラにもすがる思いで、

高価な掃除機を買っている人も少なからず居ると思うが、

それが間違った情報による意味の無い機械であるならば

症状は一向に改善などされるわけが無い。

同僚の彼女が言っていたことが良く分かった。

 

では、UVランプなる紫外線照射効果はいかほどなのか?

という疑問がわいたので調べてみた。

 

UVの殺菌効果はいかに

 

殺菌作用は直射日光に含まれる紫外線の約1,600倍にもなるらしい(殺菌灯)

この殺菌灯は主に、美容室や温泉施設のスリッパ除菌・くし、ブラシ殺菌に使われている。

殺菌力の実例として、厚生省・国立衛生試験所の結果があり以下のように書かれている。

直射日光を晴天時正午にあて大腸菌の殺菌に99.99%の効果があり、それには64分間を要した。

これを、15ワット殺菌灯器具を用いると同じ大腸菌に対して60秒照射とのこと。

せっかくなので他の殺菌力を列挙

大腸菌は60秒

腸チフス菌は90秒

赤痢菌は90秒

ブドウ球菌60秒

結核菌は120秒

殺菌の効果は抜群の性能を発揮している様子。

 

しかし、前述の掃除機を使うわれわれ庶民はこんな時間をかけての殺菌・除菌を行うだろうか?

布団に掃除機をかけるとしても、片手で2~3往復するのが一般的で60秒もその場所にとどめておくことはしない。

全く意味が無いとはいえないが、本当に必要な機能なのか。

少なくとも、ハウスダストに困っている方からすれば、吸引力が強い掃除機のほうが意味がある。

 

まとめ

 

現在の住まいで対処できる方法は

アレルギーの原因となるハウスダストをいかに減らすかに尽きる。

その方法は、風通しをよくし湿気を取り除く

そして、アイロンがけできるところは熱処理を行い

死滅したダニなどのハウスダストを掃除機にて吸い込む

この繰り返しとなる。

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キレイな環境にすることで、ダニの棲家をなくして発生を抑えることに尽力しよう。

 

 

 

 

 

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