一条工務店の家に住んでいると、24時間換気システム「ロスガード90」が空気をきれいにしてくれています。しかし、機械が動いている以上メンテナンスやお掃除をしなければ、宝の持ち腐れです。

最近、ロスガード90の音が少し「うるさくなったな?」と感じたことはありませんか?

もしかすると、フィルターの目詰まりが原因かもしれません。

目詰まりが起こると、正確な量の空気を供給できなくなり、ロスガードも余計な電力を消費してしまいます。

リモコンのお手入れランプが点灯する前に、お掃除が必要かもしれません。

 

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ロスガード90メンテナンス

一条工務店の24時間換気システムで、メインにお掃除する個所は大きく2か所あります。

ロスガード90本体の給気と、天井に付いている排気の2か所です。

この2か所をこまめにお掃除・メンテナンスすることで、きれいな空気を供給してくれます。

 

しかし、年に1回は給気グリルと、屋外給排気フードもチェックしたいところです。

ここは意外に忘れてしまいがちなお掃除個所になりますね。

では、詳しく見ていきましょう。

給気フィルター・防虫袋の役目

あお

新築時にもらった、フィルターのメインになるものだね。2年分もらえるやつ。

ロスガード90本体には、メンテナンスカバーを外すと2個のフィルターが装着されています。

  • 給気フィルター
  • 防虫袋(フィルター)

外から取り込まれた新鮮な空気は、いったん防虫袋に流れ込み、一緒に取り込まれてしまった虫たちを一挙に捕獲してくれます。

この防虫袋は、虫を捕るだけではなく、給気フィルターに至る前の大きな粉塵となるものを除去する役目も担っています。いわば第一の砦ですね。

次に、防虫袋を通り抜けた粉塵(細かい花粉粒子等)を含む新鮮な空気は、第二の砦となる「給気フィルター」に達し、さらにきれいな空気となって、各部屋へ運びこまれる流れになっています。

 

給気フィルターと防虫袋のメンテナンスと交換方法

給気フィルターと防虫袋のメンテナンスの流れ

  • リモコンで運転お休み
  • メンテナンスカバーオープン
  • 防虫袋メンテナンス・交換
  • 給気フィルターメンテナンス・交換
  • 本体の掃除

リモコンで運転を休止

まず、ロスガード90本体のメンテナンスカバーを開ける前に、リモコンで運転を停めましょう。

リモコンのカバーを開け、「運転/お休み」ボタンを1回押します

数秒すると、給排気の音が収まりロスガードが運転を中止したことが分かります。

運転は、自動的に開始するのでそのままでもいいですし、メンテナンスが終わったらすぐに運転開始したい場合は、もう一度、運転/お休みボタンを押せば、換気が再開されます。

ロスガード本体のメンテナンスカバーを開ける

ロスガードの運転が止まったことを確認した後、メンテナンスカバーを開けます。

メンテナンスカバーを開けるときに、掃除機を用意しておき虫が飛びだしてきた際に、吸い込めるように準備しておきましょう。

ちいさな虫は、隙間から逃げ出してきます。

開けると、中身はこのような形に!

引き渡し時に、きれいな状態を見せてもらっていますよね。今回は、前回交換時から2か月たっているので、お掃除をしたいと思います。

防虫袋メンテナンス・交換方法

じょし

結構大きな虫が入っているときがあるから、心してかからないと、びっくりして家中に虫を開放しちゃうからね。

まずは、防虫袋から取り出します。

今日は立冬なので、そこまで虫が活発ではありませんでした。

夏のお掃除は虫との格闘となりますので、開けた瞬間から掃除機を差し込み、すべて吸い込みます。

新品と2か月後の防虫袋の違いはこちら。

結構な違いが分かりますね。

今回は、メンテナンスということで、防虫袋の中に掃除機を突っ込み大きなチリやごみ(虫の死骸等)をとるだけとします。

もっと、こまめに掃除を行えば、長く使えると思いますね。

給気フィルターメンテナンス・交換方法

続いて、給気フィルターのお掃除です。

ここでも、防虫袋をかいくぐった虫がくっついている場合があるので注意が必要です。

本体の掃除

フィルター関係をお掃除したら、本体の掃除も行います。

細かい粉塵等がありますので、掃除機で吸い取ってしまいましょう。

ここまで終われば、メンテナンスは終了です。次のメンテナンスまで活躍してもらいましょう。

フィルターの交換を行う場合は、そのままゴミ袋にフィルターを捨ててしまいましょう。

つづいて、排気フィルターのメンテナンスです。

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排気フィルター・グリルのお掃除・交換方法

天井にある、排気フィルターのお掃除です。

リモコンに排気フィルターのランプが点灯しました。お掃除タイミングです。

 

家の中の汚れた空気を排出するところにある、フィルターですが、結構汚れる頻度が高い場所です。

2か所ありますが、空気の流れが1か所強く、汚れ度合いが全く違います。

グリルを外した絵
じょし

すごい力で吸っているんだね。

料理臭もすぐになくなるわけだ。

排気グリルをとっても、吸う力が強いので、フィルターが張り付いています。

家中のホコリを吸い取る、掃除機みたいですね。

このフィルターが汚れ、目詰まりが起きるとグリルの周りから吸い込もうとするので、クロスが汚れだしてきます。

展示場などでは、グリル周りが黒ずんでいるところを見かけますね。

あお

エアコンのフィルター掃除と同じように、シャワーを使ってホコリが付いている反対側から勢いよくあてれば、新品のようにきれいになるよ。

道具は必要ないね。

グリルは、洗面台のシャワーで勢いよく水を充てると、ホコリがきれいに落とせます。

くれぐれも反対側からシャワーを当てない様にしましょう。

 

フィルターは、汚れがひどいときは交換になりますが、そうでない場合は、軽くもみ洗いすると2~3回は使えるので経済的です。

今回は、交換してみます。

汚れ度合いは、新しいフィルターと比較するとよくわかりますね。

 

給気グリルのお掃除方法

見落としがちなのが、給気グリルのお掃除。

フィルター類ほどの頻度は必要ありませんが、地味に汚れが付いていることがあります。

じょし

いつも、天井なんか気にしないから気づかないよね。

そうなんです。天井に付いているので、意識して見上げないと分かりません。

しかも、空気が出ているところで、フィルターを介してくるはずのところですから、こんなになるとは思いもしませんでした。

パナソニックのエアーイーが付いている家でも、同じようにホコリがつくので、要掃除個所です。

このグリル、よーく見ると脱着が可能なように記載されています。

「脱」の方向にグリル全体を回してみると、簡単に外れます。

しつこい汚れではないので、洗面台のシャワーできれいに落とすことが可能です。

部屋の大きさによって、1か所~3か所など変わってきます。

あお

地味に数があるから、年に1回くらい一気にやるといいかもね。

屋外給排気フードチェック

じょし

ここは、チェックしていなかったな。

換気システムのお掃除で見逃してしまいがちなのが、屋外の吸排気フード。

室内に新鮮な空気を取り込む、最初の場所です。

側面に空気を吸い込む、吸気口が両側にありますが、そこに落ち葉や目詰まりするような汚れがあると、しっかりと空気を吸い込めません。

設置個所の環境にもよりますが、汚れがひどい場合は対策が必要かもしれません。

また、臭いの出る設備などの近くだと、そのままニオイを吸い込み、家中が嫌な臭いになるので、注意です。

あお

田舎だと、隣で畑を燃やしたり、浄化槽の臭いを吸い込んじゃったりと、取り付ける場所によっては、失敗する可能性あるかもね。

じょし

隣家にバキュームカーが来たときは、家の中がもう・・・勘弁してってかんじだったよ。

まとめ

ロスガード90が汚れたままだと、本来の換気性能を発揮することができなくなります。

きれいな空気を取り込めなくなるばかりでなく、熱交換にも影響を及ぼし、光熱費が高くなるなどの悪影響を及ぼすことが考えられます。

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日頃のお掃除のルーティンに組み込んでしまいましょう。

 

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