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ここ数年、日本は災害が目立つようになってきました。

そんな災害の一つに「台風」「豪雨」などの雨風が強いものが多くなってきています。

 

想定外となる天変地異を予想することはできませんが、起きた後の対処の仕方で家が長持ちするのは間違いありません。

今回は、一条工務店で家を建てると必ずついてくる24時間換気システムの「ロスガード90」について台風・豪雨後のメンテナンスを紹介していきます。

 

フィルターのメンテナンス時期以外にも、こまめにチェックをすることを強くおすすめします。

「ロスガード90」が台風の影響で浸水被害に!

通常は、フィルターのお掃除をする6ヶ月に1回程度しかメンテナンスしないという方が多いでしょう。

しかし、なにか不具合があったとしても、気づくのが2か月後や3か月後とかになってしまうと換気システム自体に甚大な被害を及ぼす危険性があります。

 

2019年10月25日に襲った、台風21号は日本に上陸はしなかったものの、降雨量が多かったために各地に被害を与えていきました。

特に「風が強い」という特徴があったため、通常では想定できないような角度で雨が家を攻めてきました。

 

その結果、我が家の「ロスガード90」が浸水被害にあってしまいました。

なぜロスガード90の中に水が入ってしまったの?

ロスガード90は、外壁に面した場所に設置され、24時間新鮮な空気を室内に取り込んでいます。

上記図のように、黄色ラインの「OA(外気吸込)」から空気を取り込んでいます。

そこから、室内のロスガード90でフィルターを通してきれいな空気だけを各部屋へ届けているんです。

今回は、この「OA」から横殴りの雨が入ってしまったという事です。

 

浸水被害といっても、床上浸水したわけではなく、「ロスガード90」の内部に雨が溜まってしまったんです。

その状況がこちら↓。

※写真中のティッシュは水分を含ませている状況です。

 

いつも家中に新鮮な空気を取り込んでくれている「ロスガード90」ではありますが、横殴りの雨が降ると空気だけではなく雨までも取り込んでしまいます

 

その結果、防虫袋のあるところまで「雨」が入ってきてしまいます。

防虫袋も雨によりビチョビチョになっていました。

ロスガード90が濡れるとカビの危険!

ロスガード90の中は、発泡スチロールで覆われているので水にはめっぽう強い構造になっていますが、室内に空気を取り込む際に、侵入した水があると、通常よりも多くの湿度含んだ空気を室内に運んでしまう危険性があります。

その結果、想定外の湿度によりダクト内はカビの発生という危険性を避けることが難しくなります。

  • ロスガードに浸水
  • 湿気をダクト内に運び込む
  • ダクトにカビが発生する
  • 各部屋へカビ臭のする空気が送られる

 

各部屋へ新鮮な空気を送り込む「ダクト」は天井裏や壁の中を通っています。

そのため、何かあっても交換するようなことがとても困難になります。

というか、交換は不可能に近いです。

点検も内視鏡などの器具を使用しない限りできません。

 

このようなことにならない為にも、台風や豪雨などの異常気象の場合にはすぐに点検メンテナンスをする必要があります。

浸水時のメンテナンス方法

特別なメンテナンス方法ではありません。

フィルターを交換する点検口を覗いてみるという単純な点検です。

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点検口を開けると、内部は暗く見ずらいので照明で照らしてみます。

 

台風や暴風雨時にロスガード90のメンテナンス点検口を開け、水に濡れていたらしっかりと拭き取りましょう。

  • 不要なタオルで水分を吸い込ませます。

  • 水分と一緒に茶色い土汚れもあるので、しっかりとこすりながら除去していきます。
  • 長い棒があると便利ですが、無い場合はサエバシなどを利用してもいいでしょう。

 

 

しっかりと水分がなくなるまでお掃除しましょう。

奥のほうは汚れが取り切れていませんが、最初に比べればまあまあキレイになってきました。

また、水分が残っている状態で、掃除機を利用すると故障の原因となるので注意が必要です。

 

ロスガード90には簡単に雨が入ってしまうのか?

もちろん、通常の環境下であれば雨が入ってくることはありませんので安心して下さい。

 

ロスガード90は空気以外を極力取り込まない様に、外とつながっているダクトは逆勾配がかかっています。

これにより雨の侵入を妨げています。

 

写真が見ずらいので書き起こします。

「外気吸込および排気吹出のダクト2本を屋外側へ下り勾配(勾配1/30以上)になるように配管し、雨水の浸入を防いでください。」(ロスガード90取扱説明書より)

とこのように記載があります。

 

通常の上から下に降る雨では、まったく問題がないと思って大丈夫でしょう。

まとめ

今回は、台風の翌日に気が付いたので早めに対処できました。

しかし、一般的にはフィルターのお掃除時期が来なければあまり開けることのないロスガード90。

長く快適に暮らすためにも、台風などの異常気象が起きた際には、こまめにメンテナンスをするように心がけるのが良いですね。

また、ロスガード90以外にもレンジフードの換気扇やトイレやお風呂の局所換気扇があります。

そこも一緒に点検を済ませておきましょう。

 

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