一条工務店を見始めた人の中で、「アイキューブ」と「アイスマート」の違いに悩む人がいると思います。
そりゃそうです。見た目だけで言えば、外壁に「ハイドロテクトタイル」を張ってしまえば、ほとんど同じですから、街中に建っている家をみて、どっちだといわれても・・・
そんな似ている「アイキューブ」と「アイスマート」でも見分けをする点がいくつかあります。
もちろん坪単価も変わってくるので、そのあたりから紹介していきたいと思います。
▼一条工務店の価格についてまとめた記事は下記からご覧下さい。
アイキューブとアイスマートの坪単価の違い
アイキューブとアイスマートの坪単価の違いって、ブログによって2万円だったり、3万円だったりと違いがあるけど、実際のところはどうなんだろう。
坪単価表っていう社内資料があるみたいなんだけど、その資料を見ると、税抜きで2.5万円の違いが正しいみたいなんだ。
税込み金額や、オプションを足した金額で差額を表すことで意見が異なりますが、アイキューブとアイスマートの坪単価は、税抜きで2.5万円の違いとなります。
例えば・・・
- アイキューブの坪単価=60万円(税抜)
- アイスマートの坪単価=62.5万円(税抜)
という感じ。
この坪単価は、建物本体工事価格の部分になるので、俗に言う「これだけでは建たない」という値段です。
アイキューブとアイスマートの坪単価は、家の大きさに左右されないので30坪だろうが、50坪だろうが、坪単価の差は2.5万円になります。
つまり
- 30坪のアイキューブとアイスマートの差額は、×2.5万円なので、75万円(税抜)
- 40坪のアイキューブとアイスマートの差額は、×2.5万円なので、100万円(税抜)
- 50坪のアイキューブとアイスマートの差額は、×2.5万円なので、125万円(税抜)
になります。
この価格差は、オプションを加えていない状態の差になるので、「ハイドロテクトタイル」を採用したときには、価格差が変わります。
例えば、外壁にハイドロテクトタイル(光触媒タイル)を採用した場合
- アイキューブ=坪1.3万円をプラス
- アイスマート=坪1.0万円をプラス
差額は3千円。
このキャンペーン単価(価格)は、契約時期により変動します。
※ハイドロテクトタイルのキャンペーン価格(2018年11月現在)
つまり、先ほどの差額とは異なり・・・
- 30坪のアイキューブとアイスマートの価格差は84万円(税抜)
- 40坪のアイキューブとアイスマートの価格差は112万円(税抜)
- 50坪のアイキューブとアイスマートの価格差は140万円(税抜)
アイキューブかアイスマートを選ぶ方は、かなりの高い確率で「ハイドロテクトタイル」を選択すると思いますので、こちらの価格差が一般的かなと思います。
おすすめ関連記事1ハイドロテクトタイルって何?というかたや耐久性は?という方にはこちらの記事を参考にしてみてください。
アイキューブとアイスマートにだけ、採用が可能な「光触媒タイル」になります。
おすすめ関連記事2アイスマートの総額はいくら?になるんだろうという方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
記事内の坪単価は、平屋建ての場合の差額、坪単価2万円が加算されています。また、4年前の価格になるので、2018年11月現在のi-smart坪単価は、約2.5万円~ほど上昇していると思われます。
アイキューブとアイスマートの外観の違い
まずは、ぱっと見の外観の違いから見ていこう!
建てる家の大きさにもよりますが、アイキューブとアイスマート標準仕様での価格差は100万円から変わってきます。その違いはどこにあるのでしょうか?
まずは、外観の違いから見ていきましょう。
外壁の標準仕様の違い
よくある外壁って、デザインサイディングとかよね。
標準でついてくる外壁は、「石面調ボーダータイル」
タイルサイズは、ハイドロテクトタイルと同じですが、光触媒効果はありません。
これは、アイキューブでもアイスマートでも同様の仕様となり、標準では違いはありません。
違いは、先ほど紹介したキャンペーンオプションの「ハイドロテクトタイル」を採用する場合に、価格差として表れてきます。
ハイドロテクトタイルオプション単価(2018年11月現在キャンペーン価格)
- アイキューブ=坪1.3万円
- アイスマート=坪1.0万円
窓の標準仕様の違いは3点
窓って、外壁みたいにあまり注意してみていなかった部分かもしれない。
1.アイキューブの窓には格子が標準
窓の見た目の違いは、格子(こうし)が有るか無いか?
アイキューブでは、格子付きの窓が標準で選べるようになっています。
これは、一条工務店が従来から販売している「セゾン系」(木造軸組工法)タイプの窓と同じです。
2.窓枠の色の種類の違い
窓枠の色とオプションにアイキューブとアイスマートの違いがあります。
アイキューブ
- ホワイト
- ブラック(オプション10万円)
- 木目調(オプション10万円)
アイスマート
- ホワイト
- アーバングレー
- ブラック
- 木目調(オプション10万円)
アイスマートには、アーバングレーとブラックが標準色に加わります。
3.窓サイズの違い
アイスマートの窓には、パノラマウィンドウという開放感ある大開口サッシがあります。
そのほか、スマートでしか採用できない窓の種類があったりと、違いが出てきます。
バルコニータイプの違い
バルコニーの腰壁と手すりに違いが現れます。
アイキューブでは、「JY手摺(てすり)」というタイプが標準仕様となりますが、他のタイプ(スマート仕様など)を選ぶとオプション扱いとなります。↓
アイスマートでは、「ファインバルコニー」というスタイリッシュなタイプも標準で選択することが可能になっています。↓
ファインバルコニーのガラス面は、曇りガラスにもできるようになっています。
バルコニーは、オプションでどちらも選択できるから、キューブとスマートの違いはますます分かりにくくなるわね。
屋根勾配の違い
■アイキューブで標準の屋根勾配は1.5寸勾配となり、緩やかな傾斜です。
■アイスマートでは、3.5寸勾配まで標準として選択が可能となります。
室内に勾配天井を設けるとか、太陽光発電を搭載して、より光が当たるようにするには、3.5寸勾配が最適です。
※アイキューブでも、オプションで3.5寸勾配は可能です。
アイキューブとアイスマートの内装の違い
アイキューブとアイスマートの坪単価の違いは、この内装の違いが大きくなっているように感じます。
アイキューブは、アイスマートよりも早くに発売が開始されましたが、その内装仕様は従来からある「セゾン系」タイプの内装が継承されました。
特に、「セゾンA」「アシュレ」「ブリアール」の内装とほぼ同じと言っても間違いありません。
アイキューブとアイスマートの内装にかかわる違い
内装の違い目次水回り関係
- キッチン
- カップボード
- 洗面台
- お風呂
内装材
- フローリング
- 建具
水回り以外の設備
- シューズボックス
- タタミ
もちろんこれ以外にも、オプションをかけることができる箇所があり違いが表れることがあります。
水回り関係の設備の違い
キッチンの違い—————–
キッチンは、アイキューブとアイスマートの違いが大きく分かれるところです。
特にアイスマートは、専用でキッチンを投入してきたこともあり、今までの一条工務店ではない魅力あるスタイリッシュさがあります。
温かみのある色は、スタンダードシリーズのほうが感じるよね。
アイキューブの標準仕様—————
■アイキューブは基本的に、スタンダードシリーズからの選択となります。
カラーは3色。(写真左から)
- ホワイトウォールナット
- ビターウォールナット
- ライトウォールナット
面材には、化粧シートが使用されます。
アイスマートの標準仕様—————
■アイスマートのキッチンは、専用キッチンが採用されています。
カラーは4色。
- プレミアムレッド
- プレミアムホワイト
- プレミアムブラック
- プレミアムブラウン
面材には、鏡面仕上げが施されます。
また、キッズデザイン賞を獲得した、キッズキッチンカウンターが標準で選択することも可能です。
アイキューブでは、オプション扱いになります。
カップボードの違い——————-
カップボードは、食器棚のことになりますが、呼び名が異なります。(基本オプションです)
- アイキューブでは、カップボード。
- アイスマートでは、グランドカップボード(アイスマート専用)
■アイキューブで標準採用のカップボードでは、化粧シートではありますが、選べる色はキッチンと同じ3色(ホワイト・ライト・ビター)用意しています。サイズバリエーションは多彩なので困ることはないかと思います。
■アイスマートでは、専用のグランドカップボードがあり鏡面仕上げ、カラーはキッチン同色の4カラー。
そのほかに、アイキューブ標準のカップボードも採用することができます。
キッチンの色と合わせる人がほとんどなのかな。
それが、変える人もいるみたいだよ。
洗面台の違い———————
収納力や使い勝手は全く変わらないんだ。
アイキューブで採用できる洗面化粧台はスタンダードシリーズの3色設定。キッチン同様化粧シート仕上げ。
アイスマートでは、専用洗面化粧台ホワイト1色+スタンダードシリーズの3色+クオリティシリーズの5色の計9色から選択できます。
お風呂の違い——————-
保温力は変わらないから、デザイン性の違いだよね。
どちらも、1.25坪か1.0坪タイプが選べるしね。
■アイキューブでは、スタンダードシリーズの2色を用意しています。
- グレーホワイト
- グレーピンク
■アイスマートでは、スタンダードシリーズのほか、スマートバスが標準設定。
- ウッディホワイト
- ウッディナチュラル
- ウッディブラウン
スマートバスでは、扉枠の色がホワイトのほか、アーバングレー(スマート専用)が選択可能。
内装材の違い
フローリングは、キューブとスマートの違いがはっきりと分かれる部分かも。
フローリング色——————————
■アイキューブでの、標準フローリングは3色。
- プレーン
- ナチュラル
- ショコラ・ブラウン
■アイスマートでは、キューブの3色に加えEBコートフローリングを5色用意。
オプションで他のカラーも選べるよ。
- ホワイトウォールナット
- ライトウォールナット
- グレーウォールナット
- レッドチェリー
- ビターウォールナット
建具色(ドア・クローゼット扉)—————–
■アイキューブでの、標準建具色は2色。
- ピュアメイプル
- ショコラブラウン
■アイスマートでの標準色は6色。
- ホワイトウォールナット
- ライトウォールナット
- グレーウォールナット
- レッドチェリー
- ビターウォールナット
- ピュアホワイト
※アイスマートでは、色以外に専用の扉スリッドスライダーを設けています。
■スリッドスライダーの色は2色。
- スギナチュラル
- ピュアホワイト
※スリッドスライダーもしくは、親子ドアがいづれか1か所標準仕様です。
キューブには無い仕様だから、これが欲しくてスマートにする人もいるんだよね。
水回り以外の設備の違い
シューズボックス
玄関で存在感があるのが、靴箱。
■アイキューブで、標準仕様となっているのが、スタンダードシリーズの3色。
- ホワイトウォールナット
- ライトウォールナット
- ビターウォールナット
■アイスマートでは、シューズウォールというスマート専用タイプが標準仕様。
- カラーはホワイトの1色。
※スタンダードシリーズも標準で選択が可能。
同じ幅だと、スマートのシューズウォールのほうが収納力がありそうね。
タタミ
和室を設けたり、タタミコーナーを設置したりすると、必要になるタタミですが、これにも違いが出てきます。
■アイキューブに標準のタタミは、昔からある縦180×横90のタタミ。
■アイスマートでは、上記のほかに半畳タタミ、俗に言う琉球タタミのような90×90が選択可能になります。
まとめ
アイキューブとアイスマートは、外観は似ていますが、内装関係では好みが分かれそうです。
- ウッド調なナチュラル感が好きな人は「i-cube(アイキューブ)」
- シャープなかっこよさを求める人は「i-smart(アイスマート)」
住宅の性能は、どちらを選択してもハウスメーカーの中ではトップクラス。
▼一条工務店の価格についてまとめた記事は下記からご覧下さい。
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