プラズマクラスターについては賛否両論あるようだが、このた某家電メーカーが研究結果を発表したので調べてみた。
『プラズマクラスター』は某家電メーカーが開発した独自の空気清浄技術になる。
この技術は、臨床試験でも効果が認められ多くの病院などで採用されている。
プラスイオンとマイナスイオンを空気中に放出して、浮遊するカビや細菌・ウイルス・アレルゲンなどの動きを抑制してくれる。
実証された一例
アトピー型ぜん息患者の気道炎症のレベル低減
インフルエンザウイルス感染率低減
そして今回
結核感染リスクを低減する効果があるという研究結果発表に至った。
結核の感染は『世界人口のおよそ3分の1が感染』
昔の病気と思っていたが、いまだ世界の3分の1とは恐ろしいデータでしょう
その理由のひとつが、感染ルートにある
結核は空気感染ルートのみ
世界各国を簡単に行き来できるよな世の中になったことで便利にはなったが
リスクも常に付きまとっている。
この結核に関して言えば、感染ルートが空気感染という事なので
他国から入国した人からの感染が簡単に起こりえるということ。
WHO(世界保健機関)の統計
世界で年間150万人が結核で死亡
日本では年間約2万人が新たに発症し、2000人が亡くなっているという事実。
感染者の5%~10%が発症するらしいが、風邪と似た症状のため気付きにくいという性格を持ち合わせている。
判断基準としては、2週間以上”せき”が続き、血が混じるような場合は疑ったほうが良く、すぐに病院に行くべきと示唆する。
サイレントキラーと呼ばれるこの結核は、知らないうちに広まる危険があるので予防に気をつけたい。
冬場に欠かせない加湿空気清浄機
その予防策のひとつとしてプラズマクラスターが候補に挙がる。
某家電メーカーがジョージア国立結核病院との共同研究でプラズマクラスター技術を利用した
臨床研究専用イオン発生装置を使うと、医療従事者が結核に感染するリスクや患者が再び結核にかかる危険性を
減らすことが明らかになったと発表。
10月20日から発売する高濃度プラズマクラスター搭載の加湿空気清浄機は3シリーズ6種類
第三者機関から安全性を認められた技術を売りにしている。
カビ菌やウイルスの抑制、タバコ臭の分解・除去等様々な効果があるようだ。
効果を最大限発揮するには24時間つけておくことが有効
以前消費者庁に指摘をもらった某家電メーカーは、掃除機のプラズマクラスター効果について
誇大広告に当たったようで、その搭載の仕方では効果が薄いとの見解からだった。
要は掃除機から出るイオンは、仕様時間も少なく効果としてはほぼない状態との答え。
プラズマクラスターの技術自体には全くもって問題はないが、効果として謳うにはちょっと・・・ということ。
最大限効果を発揮させるには、24時間つけておくことが一番になる。
加齢臭が気になりだした男性諸君にも是非使ってみて欲しい。
身体は洗えても、スーツにしみこんだ臭いはプラズマクラスターのようなものでないと排除は難しい。
とくに、タバコの臭いは喫煙率が下がってきている昨今不快に思う人も多くなってきた。
満員電車通勤など、人と接触する機会が多い方にはおススメできるのではないか。
小さなお子様がいる家庭でも、オムツなどの臭いに対する効果を発揮すると思う。
結核に限らず、カビ菌やウイルスなどの抑制が可能になるだけでも凄い効果ではないか。
プラズマクラスターとナノイーの技術
■プラズマクラスター
約10畳の実験空間に菌を浮遊させ、その後実験空間に菌を回収 除菌率を測定
測定結果:約38分で除去率99%
除菌効果で優位(イメージ)
■ナノイー
10立方メートル密閉空間(約3畳)で捕集した菌を測定
測定結果:240分で99%以上抑制
消臭・美容効果で優位(イメージ)
このような装置を有効的に使うとするならば、高濃度というキーワードが欠かせないように感じる。
小さな部屋で、24時間付けて置くという状況を作り出すのが必要なので節電効果も興味があるところ。
某住宅メーカーの展示場にお邪魔した際に、上記のナノイー発生器をプレゼントというキャンペーンを見かけた。
これは天井埋め込み型のナノイー発生器で、一見するとダウンライトのようにも見える。
かすかにモーター音が聞こえるようだが、営業マン曰く
玄関先の靴の臭いや、リビングの生活臭、キッチンの生ごみ臭などに効果が期待できるといっていた。
その家庭その家庭には、当人達が気付かない生活臭はどうしても出てくるものになるが、友人知人を招きいれる
時に少しでも臭い対策をしたいと思っている方は少なからずいると思う。
そういった方には、これぞ消臭機器といわんばかりの家電が置いてあるより、スマートでいいのではと感じる。
まとめ
冬場の乾燥は人にとってウイルスとの接触機会を増やしてしまう原因のひとつになる。
加湿は今の日本には欠かせない対策のひとつではあるが、韓国での報道にもあったように
ひとつ間違えると、菌などを撒き散らす機械にもなりうる。
新型インフルエンザに対する効果はいかほどになるのか、今後の研究にも注目したい。
また、きちんとした知識を備え、自分に合った加湿機を選びたいものだ。