傷病手当金申請はどのくらいの期間かかり、いつ振り込まれるの？【協会けんぽ】

うつなどで、会社を休むことになり「傷病手当金」を申請する人が、不安に思うことって

「申請にかかる期間はどのくらいかかるのか？」

「いつ振り込まれるのか？」

ではないでしょうか。

 

潤沢な預金があれば、困ることはないかと思いますが、

「生活費が足りなくなる」

「毎月の支払いが迫っている」

そんな方は、気が気じゃなく、休まないと治らないのに、しっかりとした療養が出来ないと思います。

しかも、支給される金額は、働いていたころの6割ほどに減ってしまうのですから。

 

傷病手当金が無いよりは、全然助かりますが、事前にしっかりとした振込までのスケジュールをおさえておくことが必要です。

この記事では、実際に支給を受けた振込までのスケジュールを分かりやすくお伝えしたいと思います。

傷病手当金申請から振込までの期間は約2週間

▼　下記画像は、申請書を医師に記入してもらう段階から、傷病手当金が振り込まれるまでのスケジュールです。

※受診するクリニックや担当医によっては、その日のうちに申請書を記入してくれるところもあるかもしれません。この、「いつ申請書を書いてもらえるか？」は違いがあると思いますので確認することが必要です。

 

2回目以降の、傷病手当金の申請を出してから、あなたの指定口座に振り込みがされるまでは約2週間です。

この期間は、私が数カ月実践して得た結果（協会けんぽ）なので間違いはないと思います。

しかし、申請書自体を医師に記入してもらい、さらに自分の手元に戻ってくるまでの時間もかかりますので注意が必要です。

傷病手当金が振り込まれるまでのスケジュール

写真に示した通り、傷病手当金が振り込まれるまでのスケジュールは結構長いことが分かります。

私の場合、受診してから、振り込みまで5週間強かかっています。

 

※先にも少し話した通り、クリニックや医師により、早く申請書をもらえるようであれば、申請書が協会けんぽに到着後約2週間で指定口座に振り込みがあります。

※記入内容に不備があると、訂正印が必要になるので協会けんぽから申請書が戻ってきます。自分の記入ミスであればすぐに訂正して発送できますが、医師の記入ミスがある場合は、クリニックに行く手間がかかりますので、出す前によくチェックすることをおすすめします。

傷病手当金支給申請書　療養担当者記入用【4】を医師に渡す

傷病手当金支給申請書は、全部で4枚あります。

1. 被保険者記入用【1】　（1ページ目）
2. 被保険者記入用【2】　（2ページ目）
3. 事業主記入用【3】　　（3ページ目）
4. 療養担当者記入用【4】（4ページ目）

受診をするときは、担当する医師に傷病手当金支給申請書の4ページ目に当たる「療養担当者記入用」の申請書を渡します。

療養担当者（医師）に記入をしてもらう用紙はこちら　▼

 

記入してもらう項目を見ると、傷病名、療養給付開始年月日、発病または負傷の年月日、労務不能と認めた期間、発病または負傷の原因・・・数多くの記入箇所があります。

そのため、受診したその日に申請書を貰えることは考えにくく、次回の受診日に貰う形が一般的かと思います。

早めに申請書を貰うことが出来れば、支給日を早めることが出来ます。

受診するクリニックや担当医に早めに記入してもらう交渉をしてみましょう。

傷病手当金支給申請書　療養担当者記入用【4】を医師からもらう

次の受診日に、前回先生へ渡した傷病手当金支給申請書　療養担当者記入用【4】を貰います。

不備が無いかどうか確認しましょう。

大事なポイントは、労務不能と認めた期間と医師の氏名捺印等がしっかりと記載してあるかどうか。

労務不能と認めた期間と、傷病手当金支給申請書　被保険者記入用【2】のあなたが記入する申請内容である、「療養のため休んだ期間（申請期間）」がズレていると受理されません。

 

しっかりチェックする所はここ　▼

（2ページ目）

申請する書類で、あなたが記入する傷病手当金支給申請書は被保険者記入用【1】と【2】です。

 

あなたが記入する1ページ目最初には、被保険者証の記号と番号を記載する箇所があります。

会社から退職してしまっている場合も、被保険者証の記号と番号は、会社に勤めていた時の保険証の記号と番号です。

すでに、保険証を返却している場合は、以前の勤務先または、全国健康協会、所属支部へお問合せをするようになります。

退職が決まっているような場合は、コピーを取っておくことをお勧めします。

 

 

あなたが会社に在籍している場合は、傷病手当金支給申請書　事業主記入用【3】にあたる、事業主記入欄を会社の担当者に記入をお願いしてもらう必要があります。

その場合は、事前に書類の記入をお願いしておかないと、協会けんぽへ申請することができずに、どんどん支給日が遅れることとなりますので注意をしてください。

在籍している会社の担当者に記入してもらう申請書類はこちら　▼

（3ページ目）

 

傷病手当金支給申請書すべてを全国健康保険協会〇〇支部へ郵送する

申請するすべての書類が揃ったら、全国健康保険協会のあなたが属する（属していた）支部へ郵送します。

手当金を貰う立場からすると、ちゃんと届いているのか？が心配になりますよね。

しかし、全国健康保険協会の方から「ちゃんと届いていますよ！」という案内はありません。

 

私も初回申請した時は、「不備がないだろうか？」「届いているだろうか？」ということが心配でしたが、どこかの情報に「申請書類が届いたら連絡がある」と書かれていたので待っていました。

しかし、年末年始が迫ってきていることと、2週間を過ぎても音沙汰が無いため、しびれを切らし連絡を取りました。

すると、そのような連絡はしておらず、不備があれば郵送にて返却して、再度申請をし直すようになっている。と回答をいただきました。

また、不備がなく順調に審査が進むと、振り込み準備が行われ、振り込みと同時くらいに、いくらをいつに、指定口座へ振り込みましたよ。というハガキが届くことも教えてもらいました。

傷病手当金全国健康保険協会の問い合わせ先

全国健康保険協会への傷病手当金問い合せは、こちらの協会けんぽ都道府県支部一覧からご覧いただけます。

傷病手当金の振込は約2週間

傷病手当金支給申請書が、全国健康保険協会の支部に不備なく届いた場合、そこから約2週間で申請期間分の傷病手当金が振り込まれます。下記画像は、私の口座に振り込まれた様子です。

 

▼　振込名は「ゼンコクケンコウホケンキョウカイ」です

標準報酬日額（手当金/１日）は、働いていた時の給与（標準報酬月額）の約6割(2/3)÷30と言われており、かけることの申請期間日数となります。

標準報酬月額とは

「標準報酬月額」とは、会社と社員が折半で負担する健康保険・介護保険・厚生年金保険の社会保険料の計算を簡易にするための仕組みで、毎年一回7月に、4月、5月、6月の3ヵ月間に支払われた給与の平均額を、「標準報酬月額表」の等級区分にあてはめて決定するものです。

引用：日本の人事部さんよりお借りしました

 

• 6,000円/1日の30日であれば、１８万円/月
• 8,000円/1日の30日であれば、２４万円/月

１日あたりの手当金はそれまでの所得により変わりますが、大きな金額が支給されますので、大変助かりますね。

 

標準報酬月額の決め方4つの方法については、こちらの標準報酬月額の決め方（協会けんぽ）に記載されています。

また、協会けんぽでは、標準報酬月額の早見表を出しています。早見表はこちらから。

 

振込と同時くらいに、ハガキが届きます。

届くのはこのようなハガキです　▼

中を開くと、明細が記載されています　▼

請求期間が〇〇～〇〇日で、支給期間が〇〇～〇〇で何日間

支給決定金額が、〇〇〇,〇〇〇円

いつ、どこに振り込みましたよ。という内容。

まとめ

鬱（うつ）などの症状で、やむなく会社を休んだり、退職せざるを得なかったりする場合、その後の生活はどうなってしまうのか？

とても、不安な毎日を過ごすことになるでしょう。

そんな不安を少しでも取り除けるのが、「傷病手当金」です。

最長で１年６ヵ月間支給を受けることができますので、このような状況に陥った際には活用を検討するようにしてください。

 

今回の記事は、支給（振込）されるスケジュールについて紹介してきました。

クリニックへの受診間隔を３週間としていますが、あなたの受診間隔に合わせて読んで貰えたらと思います。

 

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