【2020年2月更新】

太陽光発電を投資対象として銀行から融資を受けた上で、実際に売電できた費用を元にして20年でどのくらい発電し、諸費投資費用は回収できる状態なのか?を計算してみましたので公開したいと思います。

元々、太陽光発電には興味もあり少なからず知識があったため躊躇なく決断したのですが、銀行から融資を受けていることで、少なからず金利がかかっていますし、年々発電量が減るのではと、戦々恐々としており実際に太陽光が運転して、売電実績が出ないことには不安はぬぐえません。

運転前には色々なリスクを叫ぶ人が多くいました。

  • 経年劣化をする
  • 年々売電できる単価がさがるのでは
  • 国が買い取りを行わなくなる
  • 太陽光先進国のドイツでは危機的状況になっているとか

まだ、3年を経過したところなので、今後については何とも言えませんが、今現在の収支としては、悪くないです。

というより、どんな投資よりも良かったかもしれません。

単価は低くなっていますが、投資物件として太陽光発電はいまだ販売もされています。

パネル単価がだいぶ下がり、その分売電単価も下がってはいますが、むしろ買いやすくなっているのではとも思います。

投資物件に関しては、単価が30円台のものもあるので利回りをみて決めることも可能です。

投資を考えている方は、検討しても良いんじゃないでしょうか。

 

太陽光発電システムへの投資金額

投資合計金額 約1500万円

  • 太陽光発電パネル ジャパンソーラー製 43.680kw
  • 太陽光パネル架台(基礎工事あり)
  • パワーコンディショナ 田淵電機製(屋外用)
  • 全量売電モニター
  • ケーブル・配線工事など
  • 系統連系工事費用(電力会社)

太陽光パネル自体は、1kwあたり約14万円くらいだったので600万円ほどですが、その他の架台や基礎工事、パワコン、モニターなどなどでどんどん積み重なっていきました。

消費税だけでも100万超えなので、税金ってすごいですね。

また、怖かったのは、電力会社へ支払う系統連系費用

これは、太陽光パネルの設置工事が終わった後に請求が届くという、恐怖以外の何物でもありませんでした。

電柱1本追加購入(でも、電力会社へ譲渡みたいな感じ)変圧器の高いやつも同じく購入?なんやかんやで結果90万弱の出費。

さらに追加費用が発生するかもと言う、脅し付きでした。

43kwの配置図はこんな感じ

西側に寄せてないのは、隣家の影の影響を少しでも回避するための苦肉の策です。

これが無かったら、50kwを計画できたんですが、残念です。

太陽光パネルの会社は「ジャパンソーラー」

私が設置しているのは、ジャパンソーラーという日本製のパネル。

ソーラー設置当初は、初耳の会社でしたが、当時野だての太陽光発電は、そのほとんどが海外製というときでしたので日本で作っていて採算取れるのかと、取れなきゃ倒産だよねと、少し不安はありました。

しかし、やはり性能や信頼性は、日本製に限るということで、販売会社さんより紹介してもらったのがジャパンソーラー。

アンフィニ株式会社という会社が大元になっています。

この会社、大元は原料メーカーなんです。

そのため、クオリティにこだわっているんですね。製造単価が上がってしまう事から、海外に工場を持っている会社が多い中、日本にあるのは、強みがないと生き残っていけませんね。

 

 

アンフィニ株式会社

大阪本社
〒556-0017
大阪府大阪市浪速区湊町1丁目4番38号
近鉄新難波ビル 10階東京本社
〒104-6040
東京都中央区晴海1丁目8番10号
晴海トリトンスクエア オフィスタワーX 40階

何かあった時に、しっかりと補償を受けるためにも、頑張って残ってほしいところです。

さて、どんなパネルで投資を開始したかを知ってもらったところで、売電実績報告と行きます。

2016年太陽光発電売電実績報告!【1月~12月】

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売電明細はスライドショーになっているので、分かりやすく表にしてみます。

以下は2016年の売電実績です。

電力会社の〇月分を基準にまとめています。

2016年売電実績月次報告
2016年1月  85,501円(22日間)
2月  131,293円
3月  139,138円
4月  168,929円
5月  195,471円
6月  204,387円
7月  151,856円
8月  169,516円
9月  177,949円
10月  91,169円
11月  118,333円
12月  110,488円
2016年 合計  1,744,030円

2017年太陽光発電売電実績報告!【1月~12月】

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2017年売電実績月次報告
2017年1月  120,372円
2月  137,237円
3月  173,594円
4月  162,155円
5月  220,078円
6月  185,172円
7月  180,576円
8月  155,105円
9月  147,363円
10月  143,907円
11月  106,790円
12月  96,284円
2017年 合計 1,828,633円

2018年太陽光発電売電実績報告!【1月~12月】更新済

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2018年売電実績月次報告
2018年1月 126,973円
2月 123,517円
3月 152,444円
4月 178,467円
5月 184,688円
6月 197,959円
7月 160,773円
8月 197,994円
9月 180,956円
10月 119,266円
11月 122,376円
12月 95,351円
2018年 合計 1,840,764円

 

売電実績4年2カ月を表で比較【~2020年2月】

各年を比較してみると、天気(日照時間)に左右されているのが分かりますね。

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2019年の9月は台風などの影響で、日照時間が少なかったのが売電に影響しているのが分かります。

  2016年 2017年 2018年 2019年 2020年
1月 85,501円 120,372円 126,973円 120,545円 105,846円
2月 131,293円 137,237円 123,517円 133,608円 125,206円
3月 139,138円 173,594円 152,444円 121,340円
4月 162,155円 162,155円 178,467円 179,089円
5月 195,471円 220,078円 184,688円 210,332円
6月 204,387円 185,172円 197,959円 170,519円
7月 151,856円 180,576円 160,773円 141,419円
8月 169,516円 155,105円 197,994円 194,814円
9月 177,949円 147,363円 180,956円 139,380円
10月 91,169円 143,907円 119,266円 148,435円
11月 118,333円 106,790円 122,376円 123,164円
12月 110,488円 96,284円 95,351円  87,929円
合計 1,744,030円 1,828,633円  1,840,764円  1,770,574円

2016年1月分は運転開始月だったため、22日間分なので、2017年とは、片手ほどの違いで収まっています。

初年度よりも、大幅に下がったらどうしようと、不安はありましたが、1年程度では日照時間の差程度かもしれません。

年間発電量の収支内訳は

年間の売電収入は2年間の平均で約180万円です。

初期投資している(融資もあるけど)費用1500万円も、8年ちょっとで完済するペースですね。

実際には借入で1200万円を減価償却期間17年で組んでいるため、毎月返済が約7万強。

毎年口座には100万弱残っていく計算です。

 

こんな感じで、さらに太陽光投資をしていくと、不労所得がバシバシ増えていくことになるわけです。
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融資先は民間地方銀行の太陽光ローン

太陽光発電を産業用で投資する人は、国の運営している「政策金融公庫」という所を利用する方もいらっしゃると思います。

しかし、私は民間の地方銀行(地元)を利用しました。

決定打はやはり「金利」優遇。

 

1200万円を借り入れするわけですから、少しでも金利が低い方が都合がいいわけです。

当時は、融資担当者も太陽光の融資について深く理解していないこともあり、すったもんだありましたが、無事借り入れができました。

国が音頭を取って進めている、再生可能エネルギーの普及に貢献するわけですから、銀行もすんなりと借り入れOKなわけです。

金利は、その時によって変わるので、「政策金融公庫」を利用するのも手ですよ。

サラリーマン投資家は雑所得の確定申告が必要

太陽光発電での投資は、利益が20万円を超えたら、雑所得での確定申告が必要になります。

もちろん、運営にかかった経費はひくことができるので、草刈や除草剤、清掃などの費用はマイナスできますね。

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でも、搭載量が大きければ多いいほど20万円の利益なんてあっという間に行ってしまうので、多くの方が確定申告は必要かと。
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