いつも住宅業界を驚かせている一条工務店が、「蓄電池」に対しても太陽光発電と併せたパッケージ商品を発表してきました。

その名も「電力革命」!

 

たいそうな名前になっていますが、内容を見ていくと驚くような内容となっていました。

他の一条ブロガーの方々も、そうそうに反応して記事にしていますので私も調べてみました。

 

太陽光発電と蓄電池をパッケージ化した「電力革命」って何?

太陽光と蓄電池
引用:一条工務店公式ホームページ

 

商品名?【電力革命】とは

 

一条工務店の代名詞ともなっているオリジナル太陽光発電システムと蓄電池をセットにした商品のことを言っているようです。

営業の方も、「ちょっとオーバー気味なネーミングになっていますが・・・」

と前置きをしてきたくらいです。

 

でも、どこのメーカーでも太陽光と蓄電池のパッケージ化した商品はありますよね。

特段新しいことではない様に感じます。

では中身を見ていきましょう。

一条工務店が提案する「電力革命」の特徴は3つ!

  1. 高出力・大容量太陽光パネルを搭載!
  2. 長寿命蓄電池ユニットを採用!
  3. 災害時の停電でも電力を供給可能!

 

このようになっています。

 

高出力・大容量太陽光パネルを搭載!

大容量太陽光パネルは、一条工務店の得意とするところですよね。

一般市場価格と比較しても、1kwあたりの太陽光パネル単価が「約半額」程度になっている特徴があります。

 

低価格で提供していただくメリットは、減価償却期間が短くなりコストパフォーマンスが優れているところです。

2019年時点で、一般的な太陽光1KW辺りの単価は約30万円程度。

その半分程度の価格で提供しているので、太陽光発電を搭載したい方にはお得以外にいうことはないでしょう。

 

私も、約5年前に大容量太陽光発電パネルを搭載して建築し、後3年くらいで元を取るくらいになっています。

 

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長寿命蓄電池ユニットを採用!

今回注目すべき点は、長寿命蓄電池ユニットを採用という点。

これは今までになかったシステムの一つです。

 

一条工務店がパッケージしたのは、一般的な蓄電池の約2倍となる長寿命蓄電池。

現在主流となっているのは、寿命が短く、価格も高価なため採用するには至らないという結論にたどり着くのが普通です。

 

しかし、寿命が約2倍(約30年間)ともなると、検討に値するのは間違いありません。

さらに、一般的な蓄電池を購入しようとすると約100万円程度するのが当たり前。

 

それが、今回のパッケージプランで太陽光発電と蓄電池を仕分けしてみると、その費用は約25万円程度になる計算。

「激安!」を通り越した価格設定です。

 

※蓄電池の寿命は、充放電のサイクル回数がどのくらいか?によって判断されます。

 

今回使われる電池は、「リン酸鉄リチウムイオン電池」というものです。

公式発表によると、12,000回の充放電が寿命となっているので、1日に1回と考えると約30年程度となります。

 

一条工務店は、昔から太陽光発電に付属しているパワーコンディショナメーカーに「田淵電機」を利用していますが、今回の蓄電池に関しても同様のメーカーを採用しています。

引用:田淵電機公式プレスリリース

 

災害時の停電でも電力を供給可能!

一般的な太陽光発電システムでも、日中晴れているときは停電しても最低限の電力確保が可能になっています。

しかし、自家発電した電力の供給量は「専用コンセントから1500w程度」に限られてしまうので、モバイル端末の充電や、消費電力の少ない炊飯器などの部分的な利用にとどまってしまいます。

※曇りの日なんかでは、電力が不安定になるので、1500wを確保するのが難しくなります。

 

ただ、災害ともなると日中だけではなく夜の生活にも電力が欠かせません。

特に冬や夏場の冷暖房機器。

 

今回の電力革命のパッケージに採用されている蓄電池は、最大5.5kVAまで供給できる代物。

この5.5kVAは、普段と変わらない生活が可能なレベルです。(…と書かれています)

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二世帯などの、電気使用量が大きくなる家庭でなければ、照明はもちろんエアコン、冷蔵庫、テレビ、モバイルの充電などが問題なく使えることが分かります。

「電力革命」の気になる価格設定は?

出典:一条工務店チラシ

 

今回もらってきたチラシには、発売特別価格として「16.8万円/KW(税抜き)」と記載があります。

※印として、13.75KWの場合と注釈があります。搭載量が少なくなると、1kwあたりの単価が少し上がるようです。

ただ、一般的な2階建て35坪程度であれば、13.75kwの搭載が可能でしょう。

 

計算してみると、13.75kwの太陽光パネルを搭載した場合の価格設定では、合計231万円です。

この中に、蓄電池も入っているというのだから驚きの価格設定です。

 

では、一般的な太陽光発電パネルの価格はどの程度なのでしょうか。

経済産業省が発表している資料がありますのでそこから見ていくことにします。

 

太陽光発電の価格目標
出典:平成 31 年度以降の調達価格等に関する意見(案)より(経済産業省資料2)

 

2018年時点で、新築に搭載する太陽光パネルの価格平均は32.2万円/KWとなっています。

これは、太陽光パネルだけの価格となりますので、蓄電池を採用するとなると別途費用が必要になってきます。

 

つまり、一条工務店が提供している「電力革命」の価格設定は、一般市場価格の1/2で、さらに蓄電池までも付いてくるという、驚きの価格設定になっているという事です。

 

さらに、経済産業省によると2020年の蓄電池の価格目標を1kwあたり9万円になるようにロードマップを作成しています。

それよりも低価格で提供を開始しているのがよくわかります。

大容量蓄電池の利用方法とは?

どれだけ安く購入ができても、利用方法がうまくいかなければ宝の持ち腐れとなってしまいます。

今回一条工務店が提案しているのが、夜の安い電力を蓄電池に貯めて朝夕の使用電力ピーク時に使うという方法。

 

東京電力のオール電化プラン例で見てみましょう。

 

【電気料金メニュー】

電気料金
引用:東京電力エナジーパートナー

 

多くの家庭では、朝や夕方の時間帯に電気を使うことが多くなります。

上記の料金プランでみると、単価25.80円のところに位置します。

 

できれば、電気料金の安い午前1時~午前6時の単価17.78円で使いたいですよね。

 

蓄電池があれば、この安い時間帯の電気を購入し貯めておき、使用量が多くなるピーク時間帯に使うことで電気料金を節約することができるようになります。

 

まとめ

蓄電池市場は、まだ熟成されていない状態ですが今、家を建てるタイミングという場合はこの「電力革命」は選択肢の一つになるのではないでしょうか。

災害が頻繁に起こるようになってきた昨今、自分の身は自分で守ることが必要になってきています。

自動車も電気系にシフトしていく流れが見えてきた今、ガソリンを買わずに電気も自給自足する世の中になってくるのも時間の問題かもしれませんね。

 

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【あとがき】

先日、地元工務店にシャープさんとウエストビギンさんが営業に来られました。

その際、蓄電池の価格は今後どうなっていくのか?

という話を聞きましたが、現状価格は停滞状態とのことでした。

 

大量に普及すれば、それなりに価格が抑えられるというのが一般的ですが、蓄電池に使われる材料が自動車産業と住宅産業などの取り合いとなっているのが原因らしいです。

電気自動車(EV)でも、蓄電池が採用されているためです。

 

数年したら、低価格になった蓄電池を購入しようかと思っていましたが、新しい技術が出てくるのを待つしかなさそうです。

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