そろそろ家を買おうかな!
そう思ったときに気になるのが、
「私の年収でいくら借り入れができるんだろう?」
そう思って、事前審査を利用する人も多くいることでしょう。
しかし、思いもよらぬ審査結果が出てきてしまったらどうすれば良いのでしょうか?
- 「審査に落ちた」
- 「保留にされた」
理由については、ハウスメーカーや銀行担当に問いただしても、彼らは明確な理由を知りませんし教えてもらえません。
なぜなら、保証会社の担当しか知りえない情報だからです。
そんな時に、どのように「あなたの信用情報」を調べたら良いのかの方法をシェアしていきます。
住宅ローンの審査に落ちた理由が分からない
住宅ローンの事前審査をしたけど
「通らない!」
「落ちた・通らない理由に検討が付かない!」
住宅営業をしていると、そんな方を多く見てきました。
最初から「通らない・落ちた」理由に検討が付くのであれば、審査をするまでもなく分かるのですが、稀に本人でも「分からない?」という人がいます。
そんな方には、3つの信用情報機関からあなただけの「個人信用情報」を取り寄せることで理由が分かることがあります。
稀にですが、本人の情報とは違うものが記載されている場合があるんです。
その場合、本人のものでないと証明することで(履歴を掲載した会社とのやり取りあり)、その情報を消すことができます。
あなたの個人信用情報はどこで調べるのか!3つの方法
の3つです。
この3つにあなたの個人情報開示請求を行うことで、情報が手に入ります。
個人情報を調べる方法「CIC」
株式会社シー・アイ・シーは、クレジット会社の共同出資により、昭和59年に設立された、主に割賦販売や消費者ローン等のクレジット事業を営む企業を会員とする信用情報機関です。また、CICは、割賦販売法および貸金業法に基づく指定信用情報機関として指定を受けた唯一の指定信用情報機関です。
開示請求の方法(下記に開示方法を明記)
- パソコン
- スマートフォン
- 郵送
- 窓口
個人情報を調べる方法「JICC」
JICCは、消費者信用産業の健全な発展と消費者の信用力を支える信用情報機関として、信用情報のプライバシー保護と利用のバランスを図りつつ、多様な発展を遂げてまいりました。
平成21年8月には、全業種横断型信用情報機関である株式会社シーシービーとの経営統合を経て、国内で唯一全業態を網羅する国内で最大規模の信用情報機関の基盤を確立しました。
さらに、平成22年3月には、貸金業法に基づく指定信用情報機関として内閣総理大臣から指定を受け、消費者信用産業の重要なインフラとしてさらなる発展が期待されています。開示請求の方法
- スマートフォン
- 郵送
- 窓口
個人情報を調べる方法「KSC」
全国銀行個人信用情報センター(以下「センター」といいます。)は、消費者信用の円滑化等を図るために、一般社団法人全国銀行協会(以下「全銀協」といいます。)が設置、運営している個人信用情報機関で、ローンやクレジットカード等に関する個人信用情報を登録し、会員における与信取引上の判断のための参考資料としてこれを提供しています。 センターの会員は、センターを利用することにより、消費者等への過剰貸付(多重債務)の防止や審査事務の迅速化を図っています。
開示請求の方法
- 郵送のみ
あなたの個人情報を調べる手段【CIC】
あなたの個人情報をどこで調べるかが分かりました。
では、その個人情報機関で、どのようにあなたの情報を引き出すのでしょうか。
あなたの個人情報を引き出す4つの方法
個人情報を引き出すには、4つの方法があります。(CICを例にとって紹介していきます)
- パソコンで見る(今すぐ確認!)
- スマートフォンで見る(今すぐ確認!)
- 郵送で見る
- 窓口で見る
1.パソコンでの申請方法(スマートフォンもほぼ同じ)
パソコンで確認する方法は、今すぐに自分の個人情報を確認したいという人向けです。
手順1.
- インターネット環境が整っている場所から利用する
- クレジットカードに登録している電話番号(携帯電話可)を利用し、受付番号を取得します
- 個人情報開示にかかる手数料を決済するカードを用意します(CIC指定あり:利用可能なクレジットカード一覧)
- 開示手数料は1,000円
手順2.
- クレジットカードに登録している電話番号から0570-021-717へ電話する
- クレジットカードを利用して、手数料支払いをする(CIC指定あり:利用可能なクレジットカード一覧)
- 受付番号をメモする
手順3.
- お客様(あなた)情報の入力
- 受付番号の入力
- カード番号等必要事項入力
- 開示するためのパスワードをメモ
手順4.
- 開示報告書をダウンロード
- 手順3で取得したパスワードを入力
スマートフォンでの、開示請求もパソコンとほぼ同じ操作でできます。
2.パソコン・スマートフォン以外の申請方法
郵送での開示と、窓口での開示請求ができます。
パソコンやスマートフォンと違い、思い立ったその日に開示することができません。
郵送で開示請求する方法
パソコンやスマートフォンで開示請求する方が、手間がかかりません。わけあって郵送の場合は以下の方法を検討してください。
手順1.
信用情報開示申込書(以下、開示申込書)を用意します。
開示申込書は、
- ネット上で記入した開示申込書を印刷する(要プリンター)
- 手書き用の開示申込書を印刷する(要プリンター)
- 手書き用のPDFをUSBメディアなどにコピーして、コンビニコピーサービスを利用する
- 郵送で取り寄せる(取り寄せ電話番号0570-666-414)
手順2.
本人確認書類を用意(以下、いづれか2点)
※旧姓などの開示をご希望の方は、旧姓などが確認できる本人確認書類(戸籍謄本等)を必ず添付
- 運転免許証または運転経歴証明書(表面・裏面コピー)
- マイナンバーカード[個人番号カード](写真付表面のみコピー)
- パスポート(コピー ※住所欄含む)
- 各種健康保険証(コピー ※住所欄含む)
- 写真付住民基本台帳カード(表面・裏面コピー)
- 各種年金手帳(コピー ※住所欄含む)
- 各種障がい者手帳(コピー ※住所欄含む)
- 在留カードまたは特別永住者証明書(表面・裏面コピー)
- 住民票(本籍地・個人番号の記載がない、発行日から3ヶ月以内の原本)
- 戸籍謄本または戸籍抄本(発行日から3ヶ月以内の原本)
- 印鑑登録証明書(発行日から3ヶ月以内の原本)
手順3.
手数料1,000円を定額小為替証書をゆうちょ銀行で発行。
手順4.
開示申込書・本人確認書類2点と定額小為替証書をCICに郵送。
送付先〒160-8375
東京都新宿区西新宿1-23-7 新宿ファーストウエスト15階
(株)シー・アイ・シー 首都圏開示相談室 宛
通常10日前後かかり、ご自宅に届きます。
しかし、急ぎ欲しい場合は、オプションとして速達や本人限定郵便などが希望できますが、別途切手を用意して、同封する必要があります。
- 速達=280円切手
- 本人限定郵便=300円切手
- 速達+本人限定郵便=580円切手
このいづれかを利用することができます。
窓口で開示請求する方法
上記した3つの方法以外では、窓口に出向いて開示請求をする方法があります。
窓口が近い人は、手数料が上記の1,000円とは違い、500円になるのでメリットはありそうです。
手順1.
本人確認書類を用意
A群(下記の内1点)
- 運転免許証または運転経歴証明書
- マイナンバーカード[個人番号カード]
- パスポート
- 写真付住民基本台帳カード
- 写真付各種障がい者手帳
- 在留カードまたは特別永住者証明書
B群(下記の内2点必要)
- 各種健康保険証
- 各種年金手帳
- 戸籍謄本または戸籍抄本(作成日より3ヶ月以内の原本)
- 印鑑登録証明書(作成日より3ヶ月以内の原本)
※旧姓などの開示をご希望の方は、旧姓などが確認できる本人確認書類(戸籍謄本等)を必ずご持参ください。
手順2.
上記本人確認書類と手数料500円をもって窓口へ
受付時間月~金 (土・日・祝日・年末年始は受付できません)
10:00 ~12:00 / 13:00~16:00
まとめ
今回は、住宅ローンの審査に落ちてしまった!
なぜ「落ちたのか?」なぜ「保留になってしまったのか?」を調べる方法をお伝えしてきました。
明確な理由が分からないことが当たり前になるので、自分でどうにかしないと、今後住宅ローンを組むことができないままでいるしかありません。
そんな時の、あなたの情報開示請求先は
の3つです。
CICに載っていなくて、JICCに載っている。KSCに無くて、CICに出ている。
そんなことが往々にしてあります。
気になる場合は3社の情報開示請求をしましょう。