住宅の照明を決めるとき、ほとんどの方が「LED照明]を選ぶ時代になってきました。
その理由に、寿命が40000時間と長く、蛍光灯などに比べかなり長寿命ということが挙げられます。
しかも、省エネルギー設計となるので、家計に響く「電気代」もお得になるという、コスパが良い照明です。
我が家もその恩恵を受けている!?のか、光熱費も抑えられている?様子。
しかし、丸4年がたつ我が家で採用した、LED照明(特にLDKに取り付けたLED照明)がだんだんと暗くなってきたように感じます。
1日に10時間つけたとしても、10年以上は持つはずのLED照明。
最近、暗くなったなぁ、と感じている人いませんか?
どうして、暗くなったのか?感じただけなのか?調べていく経緯で、保証期間についても情報が取れたので合わせて紹介していきます。
LED照明の寿命は40,000時間の理由
LED照明の寿命は、約40,000時間といわれています。
しかし、40,000時間経つと突然「パッと」電球が切れるようなことは起こりません。
LED照明は、使用開始時の明るさを100%として、70%程度になる時間を寿命としており、その時間が40,000時間といわれています。
つまり、使用している間に99%になり、98,97,96%~70%(約40,000時間後)となり、定格寿命を迎えることとなります。
これによれば、我が家は2万時間程度で「暗さ」を感じるようになったというわけなんだよね。約5年前の製品と考えれば、普及がまだされていない時代になるから、製品の品質もそれなりだったということかもしれないな。
逆に言うと、70%以下の明るさでも問題ないような場所で使用するなら、それ以上持つということ。
LEDの定格寿命とはJIS C 8105-3「照明器具 – 第3部:性能要求事項通則」で「LEDモジュールが点灯しなくなるまでの総点灯時間又は全光束が、点灯初期に測定した値の70%に下がるまでの総点灯時間のいずれか短い時間。」
その他照明の寿命
LED照明が、長寿命だっていうのは分かったので、その他の照明はどのくらいなのかを調べて見ました。
電球の定格寿命(1000~2000時間)
長時間製造している同一形式のランプの連続点灯において「多数のランプのフィラメントが切れるまでの点灯時間」または「光束維持率で規定された点灯時間」のうち短い時間の平均値。
電球形蛍光灯の定格寿命(6000~8000時間)
長時間製造している同一形式のランプを2.5時間点灯し0.5時間消灯する連続繰り返し試験において、多数のランプが点灯しなくなるまでの点灯時間の平均値。
蛍光灯の定格寿命(3000~1200時間)
長時間製造している同一形式のランプを2.5時間点灯し0.5時間消灯する連続繰り返し試験において多数のランプが「点灯しなくなるまでの点灯時間」または「全光束が初光束の70%(コンパクト蛍光灯は60%)に下がるまでの点灯時間」のうち短い時間の平均値。
ハロゲン電球の定格寿命(50~3000時間)
長時間製造している同一形式のランプの連続点灯試験において、多数のランプのフィラメントが切れるまでの点灯時間の平均値を示す。
高輝度放電灯の定格寿命(6000~12000時間)
長時間製造している同一形式のランプを5.5時間点灯し0.5時間消灯する連続繰り返し試験において、多数のランプが点灯しなくなるまでの点灯時間の平均値。
LEDの定格寿命(目安40000時間)
2008年1月に(社)照明器具工業会より「白色LED照明器具性能要求事項」が制定され、寿命については「一般用照明器具の主光源として使用する場合のLEDの寿命は、全光束が初期全光束の70%、または、光度が初期光度の70%に低下するまでの時間とする。ただし、表示または装飾の用途に使用する場合はこの限りではない。」と定義されました。
これを見ても、LED照明が飛びぬけて長寿命だということが分かるよね。
国も、省エネ化を進める中で、「LED照明」を成長戦略の一つに掲げていて、2020年までにフローで100%を目指しています。
つまり、他の照明機器の製造・販売は先細っていくことが見えており、大手照明製造メーカーも生産終了を行ってきています。
【公式ホームページ】
※上記記載各社へのリンクを掲載しています。生産終了について紹介されています。
引用:パナソニック公式ページでの発表
パナソニックの蛍光灯照明器具は、1952年にプル式の蛍光灯照明器具の生産開始から半世紀以上にわたって家庭やオフィスを照らし続けてまいりましたが、政府による「新成長戦略」「エネルギー基本計画」並びに一般社団法人 日本照明工業会の「照明成長戦略2020」の目標に基づき、2019年3月末をもって蛍光灯照明器具を生産終了いたします。
これにより蛍光灯器具が壊れた際、代替品が手に入らない可能性があります。
蛍光ランプについても相次ぎ、生産終了の発表をしてきています。
【公式ホームページ】
在庫が無くなった後は、交換用ランプが手に入らなくなるんですよね。
LED照明への交換は早めがお得!
現在販売されている、LED以外の器具は製造が終了してきています。
ぎりぎりまで待って、交換するよりは、長寿命で省エネ効果の高いLED照明に交換してしまったほうが得策かもしれません。
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LED照明を長寿命化するコツ!
LED照明は、それだけでも長寿命ではありますが、点灯しなければしないほうが、寿命が延びることは確かです。
消し忘れてしまいそうな場所には、タイマー式スイッチや、センサー付きスイッチを導入することで、余計な点灯時間を消費しなくて済みます。
こまめなスイッチの入り切りはもちろん、機械に頼れる部分は頼ることで、さらに長寿命か、省エネ化が図れます。
LED照明の保証期間は5年に延長
少し前まで、LED照明の保証期間は2年や3年というところがほとんどでした。
しかし、2019年現在は、ほとんどのメーカーが「保証期間5年」を謳っています。
パナソニック LED照明保証
パナソニック株式会社 エコソリューションズ社は、 お客様が安心してLED電球を購入、使用できるように、2016年12月から保証制度を導入しました。
具体的には、対象製品を購入した日から5年間、不点灯などの故障があった場合は、無料で代替品と交換します。製品購入日より5年間。購入日は保証書やレシートで確認しますが、これらが無い場合は、 製造月より5年間。製造月はLED電球に刻印されている製造ロット番号で確認します。
東芝ライテック LED照明保証
LED電球 5年保証制度
保証内容:通常のご使用において保証期間内に不点灯などの不具合が発生した場合、無料にて修理対応いたします
- LED電球は、修理ができないため、商品交換とさせていただきます。
- 生産終息品については、後継機種または同等品での対応となります。
対象機種:ねじ込み形口金(E形)の電源内蔵形LED電球(E26、E17、E11、E12、E39)
- すでに購入、使用している製品も対象となります。
- 日本国内での販売製品のみ。
- 定格寿命:40,000時間以上の製品。
- 入力電圧:交流電圧 定格周波数50/60Hz仕様のみ。
対象期間:製品購入日より5年間
- 購入日は保証書やレシートで確認しますが、これらが無い場合は、製造年月より5年間となります。
- 製造年月はLED電球に印字されている製造ロット番号で確認します。
- 保証書やレシート、またはLED電球に印字されている製造ロット番号のいずれかが確認できない場合は保証対象になりません。
- 代替品の保証対象期間は、最初に購入いただいた製品の保証書やレシート、または製造ロット番号による製造年月から5年間となります。
- 保証書は順次製品に同梱していきます。
受付開始時期:2017年8月1日~
三菱電機 LED照明保証
LED光源、電源ユニットは5年間の長期保証。独自の厳しい品質基準により開発・製造した高品質の製品を提供する三菱だからできるメリットです。長く安心してお使いいただけます。
オーム電機 LED照明保証
LED電球・LED照明5年保証
LED電球・LED照明をお客様が安心してご購入・ご使用できるように、2017年8月21日から新たに保証制度を導入開始しております。
アイリスオーヤマ LED照明保証
アイリスオーヤマ製のLED電球・LEDシーリングライトについて、2017年4月1日以降にお買い上げの
対象商品の保証期間を5年に延長しました。
各社の保証期間は、5年と横一線になっているけど、いつからの商品が対象になるのかは、それぞれになっているのよね。もし当てはまるなら、メーカーに直接確認するのがベストね。
照明は、楽天やAmazonを利用して手に入れている人もいると思うけど、2年とか経っている場合は、メーカーに直接確認をするように、言われることもあるんだ。
まとめ
我が家は、4年経過してますが、2014年に家を建てたこともあり、保証対象外となりました。
LED照明を導入して間もないという場合は、器具のトラブルが発生している場合もあるので、寿命と思わず、メーカーに直接確認するのが良いでしょう。
中には、「器具にホコリが付着していて、正常な明るさが確保できていなかった。」
なんて話もあるので、清掃してみてから、明るさを確認してみましょう。
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