朝方の外気の気温がひんやりとしてきた秋の入り口で紅葉という言葉が紙面を賑わせていますね。紅葉のタイミングは、日が短くなり、最低気温が8度を下回る日が多くなってくるのが条件の一つになってきます。関東は比較的温暖な地域になるので、低い山などは11月中旬以降に色づき始めるところが多く、北関東の山沿いあたりになると10月でも紅葉が見られる所がでてきますね。
関東平野というくらい、起伏の少ない関東で気温差もあまりなさそうなイメージですが全国的にも有名なスポットが多く存在します。平坦な土地柄もあり、アクセスがしやすいので観光客も訪れやすいのかもしれません。
そんな関東にある紅葉スポットでもケーブルカーに乗って紅葉を楽しめるスポットを5つに絞ってご紹介していきたいと思います。
高尾山の紅葉をケーブルカーで楽しむ
高尾山といえば、関東屈指の観光名所になり多くの観光客で1年を通してにぎわいます。そんな高尾山ですが、紅葉のスポットとしても大変有名になり、帰りには温泉を楽しむことができる癒しのスポットとしても有名です。
高尾山のケーブルカーは、日本一の急勾配で知られ、その勾配は31度18分にもなります。
片道6分(並走するリフトは12分)の高尾山ケーブルカーは清滝駅(標高201m)~高尾山駅(標高472m)
高尾山マガジン公式ページにて高尾山もみじまつり11月1日から30日までの土日祝日がイベント日
- 片道大人(中学生以上)480円 小児(小学生から)240円 未就学児は大人1人に対して1人無料
- 往復大人(中学生以上)930円 小児(小学生から)460円 未就学児上記同様
始発は朝の8時~平日17時45分(土日祝は18時まで運行)(9月10月11月のスケジュール)
12月1月2月の運行は平日17時15分(土日祝は17時30分まで運行)
世界の登山鉄道の勾配比較がわかりやすく表しているページがトリップアドバイザーにありましたのでご紹介します。
筑波山の紅葉をケーブルカーで楽しむ
筑波山といえば東の富士といわれ、古社中の古社と呼ばれる筑波山神社が大変有名なスポットですね。何せ、山そのものがご神体になっているのですから、そのスケールは言わずもがなです。
その筑波山神社の隣から乗車ができるのが、筑波山鉄道が運営するケーブルカー。全長1.634㎞の長さは全国第3位。勾配は20度になっています。
筑波山のケーブルカーは、箱根登山ケーブルカーに次いで関東では2番目に開業した歴史あるケーブルカーです。全国でも5番目。
片道8分で筑波山頂上まで導てくれる始発は宮脇駅(標高305m)。宮脇駅の名前の由来は、筑波山神社の隣という理由からつけられています。宮脇駅から筑波山頂駅(標高800m)まで登ると関東平野を一望でき、天気に恵まれると東京スカイツリーや富士山が望めます。そして地球は丸いんだなと感じることができるはずです。それだけ壮大な絶景スポットです。
そのため、関東での日の出が一番に拝める場所でもあるのです。
筑波山ケーブルカー公式ページにてもみじライトアップ×夜間運行11月3日より
開催日程は、公式ページにて確認お願いします。
イベント案内からアクセスなどが記載しています。
- 片道大人580円 小児290円
- 往復大人1050円 小児530円
筑波山はケーブルカーの他に、ロープウェイもあり一度で2度楽しめる割引チケットも販売しています。
筑波山観光鉄道公式ホームページはこちらから← 当日の天気もこちらからご覧いただけます。
大山の紅葉をケーブルカーで楽しむ
神奈川県に位置する大山は、丹沢大山国定公園に存在する山です。標高1252mのピラミッド型です。
山頂からの眺めは、空気が澄んでいると東京スカイツリーが見えます。紅葉の見ごろになる11月には大山菊まつりや紅葉のライトアップが行われ、大山寺のもみじライトアップは真っ赤に燃えるもみじが必見です。
神奈川県では、観光の第4のスポットとして横浜、鎌倉、箱根に次ぐ観光の核に指定しているほどです。
雨降山(あぶりさん)の大山寺は関東三大不動の一つで関東三十六不動霊場一番札所。本堂へと続く石段の両脇から覆う赤く染まったモミジは見るものを圧倒します。
紅葉ライトアップ(阿夫利神社)は大山阿夫利神社公式ページにてご覧いただけます。
大山のケーブルカーは、大山ケーブル(標高400m)~中間駅の大山寺(標高512m)~阿夫利神社(標高678m)の3駅から成り立っています。始発の9時~16時30分(土休日は17時)約20分間隔での運行スケジュールになっています。
大山へ訪れる際は、今日の大山の天気を確認してから行くといいでしょう。
片道6分の乗車で距離800m高低差が278mあります。
- 片道大人630円 小児320円
- 往復大人1100円(繁忙期1240円)小児550円(繁忙期620円)
PASMO、、Suicaが利用できます。
詳しくは公式ホームページをご覧下さい。
御岳山の紅葉をケーブルカーで楽しむ 見頃は11月上旬
御岳山は、東京都青梅市にある標高929mの山岳信仰の対象となっている山です。同じく東京都にある高尾山ほどメジャーではなく、アクセスのしやすさも劣りますが、高尾山にはない魅力が詰まっています。
御岳山周辺は、とても1日では回り切れないパワースポットや観光名所がたくさんあります。
- 武蔵御嶽神社(パワースポット)
- 産安社(パワースポット)← ケーブルカーのある場所
- 御岳登山鉄道(ケーブルカー・リフト)
- 神代ケヤキ(推定樹齢1200年)
- 長尾平
- ロックガーデン
- 七代の滝(マイナスイオンスポット)
- 綾広の滝(修行みそぎの滝)
- 御岳山の湧き水スポット
- レンゲショウマ群生地
- 展望食堂
別名武蔵嶽岳とも呼ばれ、武蔵御嶽神社があります。昔から修練の場として知られ、滝行のできる場所としても有名です。
また、おいぬ様のみたけ山の別名を持っており、近年は愛犬の健康を願う人々でにぎわいを見せています。
推定樹齢1200年の御岳山の神代ケヤキは国指定の天然記念物になっています。
御岳山のケーブルカーは、滝本駅(標高407.4m)~御岳山駅(標高831m)の二駅で成り立っています。日の出号と青空号の2台があり、最高斜度(勾配)25度を誇ります。
- 片道大人590円 小児300円
- 往復大人1110円 小児560円
ペット運賃 片道 130円 往復 260円 おいぬ様というだけあり、運賃がありますね。
詳しくは御岳登山鉄道のホームページへ PASMO、Suicaが利用可能です。
箱根登山の紅葉をケーブルカーで楽しむ 見頃は11月中旬
箱根登山のケーブルカーは、6つの駅からなり総長1.2㎞を誇ります。1921年(大正10年)に運転が開始され、1923年9月1日の関東大震災を経験したケーブルカーになります。一度は大震災で運休を余儀なくされましたが、1925年にはすべてが復旧しました。現在は2014年(平成26年11月1日)に就役した3000系アレグラ号が、そして2017年5月に就役した3100系アレグラ号が活躍しています。
駅は強羅(標高541m)~公園下(標高574m)~公園上(標高611m)~中強羅(標高654m)~上強羅(標高703m)~早雲山(標高750m)があり標高差は200mを超えます。
日本有数の観光地ということもあり、公共交通機関の連携がされており箱根フリーパスなどの割引乗車券が発売されています。
PASMO、Suicaが使えるのも特徴。
箱根に紅葉を見に行く際は、こちらのサイト【 箱根ナビ 】で今どのくらいの紅葉になっているかを知ることができます。
料金などの詳細は、箱根登山電車のホームページにてご確認ください。
ケーブルカーで楽しむ紅葉5選のまとめ
いかがだったでしょうか。関東の紅葉スポットでケーブルカーが利用できる場所5選をご紹介してきました。
師走に入る一歩手前のこの季節、年末を乗り切るためにも一息ついてみませんか。
夜のライトアップが魅力の一つにもなりつつありますね。
冬になるとイルミネーションの名所が出てきますが、自然の色とはまた違った感情を覚えること必至です。
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