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家を購入するとき、終の棲家(ついのすみか)になることを考えて建てる人、多いと思います。

しかし、自分やパートナーが老後になったことを、なかなか具体的にイメージすることが難しく、今を生きるための間取りや住宅性能を選んでしまいがち。

人生100年時代がすぐそこに来ている今、コストパフォーマンスを意識して考えた家づくりをしました。

今回は、平屋で考えられるメリットデメリットと、一条工務店で建築した理由(メリット)を紹介したいと思います。

平屋を検討した理由は部屋の有効活用(コストパフォーマンス)

あお

平屋で建てるメリットって何だろう?

じょし

やっぱり一番は老後じゃない?

平屋を検討する人で「老後の心配を考えて」という人が多くいると思います。

2階建てと比較すると、その多くは将来・・・

  • 2階の使い道があるかどうか?
  • 2階へ上がる体力があるかどうか?

がメインに上がるでしょう。

 

多くの場合、2階のスペースは寝室や子供部屋です。

例えば3LDKという間取りであれば・・・

  • 1階は、リビング・ダイニング・キッチンと水回り3点セット(風呂・洗面・トイレ)
  • 2階は、夫婦の寝室・子供部屋2部屋

一般的な間取りですよね。

 

でも、老後を考えると夫婦の寝室が2階にあるという状況は、どちらかの体力が低下した場合、介護しながら2階に上がるのが難しくなります。

その際、リビングが寝室共用となり手狭になること必須です。

 

さらに、子供が巣立つとなると、2階の3部屋は物置部屋へと変貌を遂げます。

高額な住宅ローン!家の半分が物置部屋はコスパが悪い!

一生懸命に働いて、稼いだ給与で、高額な住宅ローンを組みます。

しかし、2階が使えないという事態は、単純に計算してしまうと、2000万円で建てた家の半分、1000万円分は物置部屋になるということです。

最初から住宅購入費用の半分が物置部屋になることが分かっていて、高額な住宅ローンが組めますか?

できれば建物を100%活用したいはずです。

必ずしも2階に上がらなくなるとは言えませんが、そうなることを考えると、「平屋」が候補にあがってきます。

じょし

こんな風に考えると、平屋は活用の幅が広がるかもね。

平屋となると、敷地面積がある程度必要となりますが、上述したように1000万円分の面積を、物置部屋にするようなことは起きずらくなります。

また、夫婦の寝室は元々1階にあるので、老後も全く問題なく過ごすことができ、子供が巣立った後の部屋は夫婦別々の寝室として利用も可能になります。

さらに、老後の趣味の部屋として活用したり、1階にあることでスクールを開くこともできるかもしれません。

 

一条工務店で建てるといくらかかるの?

一条工務店で建てる32坪平屋のi-smartの坪単価と建築費総額を公開!

平屋住宅のメリット

じょし

老後の生活以外で、平屋のメリットって何があるの?

上記で挙げた事例以外のメリットを列挙し詳細をみてみます。

  • 2階の足音を気にする必要がない
  • 階段スペースの有効活用
  • お掃除もワンフロアで楽
  • トイレが一つに集約できる
  • 大容量太陽光発電が実現できる
  • 重心低く地震に強い

2階の足音問題がなくなる

当たり前ですが、平屋は2階がないので、足音が気になるという不快さがありません。そして、足音を緩和するべく、グラスウールなどを入れて防音する必要すらなくなり、建築費用軽減にもなります。

階段スペースがなくなる

これも当たり前ですが、平屋なので階段スペースはなくなります。

2階建てであれば、最低限でも4帖分は階段として取られてしまいます。階段下収納として利用することができますが微々たるスペースです。

あお

階段スペースを単価で表すと、約200万円とバカにならない金額になるんだよ。

重い掃除機を持ち上げない

最近の掃除機は軽くなったとは言え、歳とともに感じる重さも変わってきます。できることなら重いものは持ちたくありません。

じょし

これは地味に助かるかもね。

トイレが一つに集約

2階建てであれば、2階にもトイレが欲しくなります。

トイレだけの金額でも10万円前後、高級品であれば20万はくだらないでしょう。

さらに、トイレを設置する面積としてタタミ1畳分、配管設備費用が必要になります。

大容量の太陽光発電を搭載できる

平屋にすることで、2階建てよりも太陽光パネルを搭載する面積が増えます。

太陽光発電は搭載すればするほど売電も増え、10kw以上となると20年間の固定買取が利用でき、損益分岐点を明確にすることができるようになります。

 

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重心が低く地震に強い

地震に強い家は重心を低く設定することが最善策です。東日本大震災時に、構造ビルの上層階の揺れは1m以上振れていたことが分かっています。

2階部分がないことで、避難するにも即座に対応ができます。

あお

ここに挙げたのは一例だけど、メリットの裏側にはデメリットがあることを忘れないほうが良いね。

平屋を建築することのデメリット

じょし

平屋のメリットはわかったけど、デメリットもあるんだよね。

あお

そうだね、一番は土地の問題かな?

平屋を建てる上で、デメリットになる大きな点は土地問題でしょう。

当たり前ですが家を作るには、土地が必要です。

その土地には、「建ぺい率」という建てて良い家建築面積が法律で決まっています。

平屋建築には広い土地の確保が必要

じょし

建ぺい率ってなに?

あお

その土地に建てて良い家の大きさを決めているものなんだ。

あお

例えば、60坪の敷地いっぱいに建築面積(≒1階面積)いっぱいに建てることは難しいんだ。住宅用地であれば、建ぺい率は40%とか60%とかに設定されているところがほとんど。

じょし

じゃあ、24坪とか36坪の家しか建たないってこと?

あお

あくまで建築面積だから、2階など上に伸びるのは容積率の基準内であれば問題ないんだ。

じょし

ちょっと難しいけど、平屋の場合は24坪とか36坪までってことね。

「平屋は贅沢」

なんていうこともあるけど、それは土地が贅沢に使えるって意味もあります。

つまり、広い土地でないと平屋を立てるのに支障が出る場合があるということです。

建ぺい率ぎりぎりで平屋建築をしても、周りの家が2階建てや3階建て、ましてやマンションなんかが建ったら、日陰になってしまい、残念な結果になることでしょう。

また、建ぺい率や容積率以外に注意しなくてはいけないのが、用途地域。

先ほど、隣にマンションが建ったら大変だよねっていう話をしていましたが、マンションが建てられる地域は決まっているんです。

それを示すのが、「用途地域」

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ここでは話がそれるから詳しくは書かないけど、高い建物が立たない、低層住宅のエリア(用途地域)を選択する必要があります。

じょし

平屋を建てるなら、場所が重要になるってことね。それ以外にもデメリットはあるんでしょ。

あお

そうだね、それ以外のデメリットを見ていこう。

平屋住宅のデメリット

あお

平屋のデメリットでよく言われるのが価格の違いかな。

平屋の場合、2階建ての坪単価よりも高くなることが考えられます。

その理由は・・・

  • 基礎面積の増加
  • 屋根面積の増加

この2点が大きく絡みます。

40坪の総2階建てと平屋の比較

総2階建ての場合、基礎面積は半分の20坪で済みますが、平屋の場合は40坪すべてが基礎となる必要があり、その分費用が増加します。

屋根に関しても同じで、材料費が倍増するので坪単価や建築総額に響くことが考えられます。

 

 

じょし

でも、平屋では階段がなかったり、トイレが一つに集約できたりと、面積を減らすこはできそうだよね。

あお

良いところに気が付いたね。必ずしもではないけど、そういった個所で面積を調整することは可能だね。

単価上昇分と、不要になった設備等でどのくらい差が縮まるのかは、ハウスメーカーによるね。

間取り作成の難易度が上がる

平屋住宅になると、間取り作成の難易度が上がります。

その大きな特徴の一つに「陽当たり」があります。

平屋住宅になると、2階建てよりも日の差し込み具合が奥まで届かないようになります。

土地や間取り次第ではありますが、北側に位置する部屋は南からの日差しが届かない傾向にあります。

それを回避するのに・・・

  • 中庭を設けたり
  • コの字型にしたり
  • 天窓を設けたり

と検討をしますが、使い勝手が悪くなったり、家の形状が複雑になることで、単価を押し上げてしまう原因にもなります。

断熱性能が低いと夏暑い

平屋は夏の直射日光をもろに受けることになります。

そのため、屋根や天井裏に施工する断熱材を厚くしておかないと、光熱費がかさむ原因になります。

防犯面では、2階建てにかなわない

平屋はその特性から、1階にすべてが集中するため防犯面では2階建てにかないません。

その対策として、2枚ガラスや3枚ガラス、防犯アラームなど防犯対策、抑止効果対策に費用が掛かります。

一条工務店で平屋を建築した理由

あお

一条工務店で平屋を建築すると、デメリットをできる限り排除することができたんだ。

  • 建築費用総額を抑える効果
  • 断熱性能
  • 防犯
  • 太陽光発電

価格の分かりやすさ

一条工務店の平屋の価格は単純明快。

2階建ての坪単価に+2万円を上乗せすれば、平屋を検討することができます。

もちろん誰に対しても値引きがないというのも、余計なストレスがかからないからメリットの一つ。

 

デメリットで話をしていた、階段スペース(1階・2階部分+フロア)とトイレ1つ削減を考えると、合計約3坪分の削減が検討できます。

当時の坪単価から考えると、200万円以上の削減効果

 

平屋にすることでの坪単価上昇分は、いろいろ含めても150万円程度の増加

余裕でカバーしてしまいます。

 

増加分は、単純に平屋にすることの+2万円と、基礎面積増加分が大きく関係しています。プラスして我が家は地盤改良工事がかかりました。

じょし

単価が明確になって、損益を比較できるのは良かったよね。

我が家の建築総費用は一条工務店で建てる32坪平屋のi-smartの坪単価と建築費総額を公開!で紹介しています。

一条工務店の断熱性能はダントツ

平屋にすると、夏の暑さが気になります。

その点、一条工務店のi-smartの天井裏断熱は、ウレタンフォーム235㎜という厚みを確保しており、他社ではありえない断熱性能を発揮しています。

もちろん、壁もダブル断熱で、合計190㎜の断熱材が入り、窓は樹脂サッシに加え、トリプルガラスでクリプトンガスが充填されているというトップクラス断熱。さらに、断熱ハニカムシェード採用とくるので、怖いものなしです。

 

各ハウスメーカーの断熱性能ランキングを、断熱性能ランキングからみえる省エネルギー性能【ハウスメーカー別】で見ることができます。

一条工務店の採用している窓の性能ランキングは、樹脂サッシの断熱性能ランキングと世界の窓基準で紹介しています。

防犯面での対策

平屋での防犯面は、トリプルガラスになることで、容易に破ることが難しく、抑止効果として、防犯アラームが設置されていることのシールも効果があります。しかし、標準仕様で解決しています。

※現在のトリプルガラスには、防犯合わせガラスが標準採用されているので、ガラス枚数で考えると4枚になります。

太陽光発電システムの大容量搭載が可能

屋根形状の好みは分かれるところだと思いますが、快適性と経済性を優先させた結果、大容量の太陽光発電を搭載することにしました。

結果、4年経った現在、とても助かっています。

大容量搭載にすることで、20年間の固定価格買取制度が利用でき、太陽光に投資した初期費用がいつ回収できるかが明確に判断がつくようになります。

一条工務店の夢発電システムの収支報告を一条工務店の太陽光!性能は大丈夫?夢発電シミュレーションと3年間の実データを比較検証!にて紹介しています。

まとめ

平屋を少しでも検討しているのであれば、ぜひおすすめします。

一番重要なポイントは、土地問題かと思いますが、そこさえクリアすれば老後もゆとりのある住空間で、長く安心して暮らすことができるはずです。

一条工務店で建築をするのであれば、全館床暖房もおすすめの設備です。

 

床暖房に関する不安などは、別記事にて紹介していますので、立ち寄ってみてください。

 

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