今や、高性能住宅の名前をいいように使えるようになった一条工務店ですが、それ以外にも代名詞となるものがたくさんあります。

「標準仕様」「全館床暖房」「太陽光発電」「高気密高断熱」「オール樹脂サッシ」「免震住宅」などなど。

そして今回のタイトルにもなっている「無料地盤調査」。

地盤調査と言えば、一条工務店と言われるほど、地盤調査を専門で行っている会社からも一目置かれます。

なぜか?って、ハウスメーカーであるのに、全国の地盤調査数が圧倒的な数おこなっており、地盤データ保有数は専門会社を含めても全国で2番手だから。

しかし、「専門じゃないでしょ」とか、「信用していいものなのか?」とか。不安は尽きません。

そんな一条工務店の地盤調査を紹介します。

 

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一条工務店の地盤調査の費用は「無料」

一条工務店の地盤調査は、契約前でも後でも無料で実施します。

 

たちの悪いメーカーは、一条工務店だと無料でできるから、やってもらえば費用が浮きますよ。なんて営業トークをするところがあるとか。

そんな提案するところとなんか、契約しないと思いますがね。(営業マン個人の資質の問題かと思いますが・・・)

 

一般的には、地盤調査専門会社に委託する形をとるハウスメーカーがほとんどなので、安くても1件につき3万円とか5万円とかの費用が必要になります。

なのに、なぜ無料でできるのか?というと

 

自社内で、地盤調査に必要な機材や人件費を賄うことができるからです。

地盤調査で一番費用がかかるのが、人件費。

この費用は、社員である営業スタッフが調査をすることにより解決しています。

じょし

夏場の地盤調査は、熱中症になる営業マンが出てくるらしいよ。

あお

頼む側からすると、直接やってくれるのは安心かもしれないけどね。

じょし

北海道みたいに雪国だと、除雪からはじまるから、1日かかるって。

お客様の担当である営業は指示役として、他2名(営業マン)を連れ、調査を行う体制を整えています。

営業マンは、自社内での資格を取得して、機器の操作を危険性なく行う研修をうけていて、社内外に向けて資格証も準備している徹底ぶりです。

 

住宅設備を自社で製造する、一条工務店ならではの対応かもしれませんね。

地盤調査の立会いはできるの?時間は?

一条工務店の地盤調査は、基本的に立会いを勧めてきます

もちろん、立会いなし行うことも大丈夫ですが、これから建つ我が家の地盤はどうなっているのか?

素人が見ても判断は難しいとは思いますが、私は地盤調査を見ておいて正解だっとと感じました。

あお

見ておいて正解!

我が家は、改良工事が必要な調査結果となりましたが、調査自体を見ることで、「当たり前の結果だ」とすんなり理解ができました。

これが、見ていないとなると、改良工事にかかる費用の高さに疑心暗鬼になること間違いなしです。

じょし

最初は、えっ!、こんなに改良工事費用がかかるの?って思ったよね。

後ほど、どんな改良工事だったのか?費用を紹介したいと思います。

 

地盤調査の立会いをする時間は、平均して2時間程度と思って大丈夫でしょう。

しかし、我が家のように、改良工事が必要な場合などは、深いところまで調査しないとならないため、1つのポイントに多くの時間がかかり、3時間かかる場合もあります。

また、営業マンが地盤調査を行うシステム上、平日の日中に行うことがほとんどです。

 

家の不具合は、地盤絡みが7割と言われるくらい、とても重要なタイミングなため、有給休暇をとり、ムービーを撮る方もいるほどだとか。

 

地盤調査はJIS規格にあるスウェーデン式サウンディング試験

一戸建ての地盤調査は、SS試験(SWS試験)と言われる「スウェーデン式サウンディング試験」という方法が一般的です。

調べると、1976年に日本工業規格(JIS規格)に制定され、2001年に国土交通省告示1113号に示されたとあります。

 

地盤調査の方法は、「スクリューポイント(下記写真)」と呼ばれる先端を地面に刺し、重りを追加しながら、回転をさせて摩擦抵抗を図ります。

地盤調査 スクリューポイント
写真:立会い時のスクリューポイントチェック

 

詳しくは、「SS試験」とか、「スウェーデン式サウンディング試験」でググると詳細がわんさか出てきますね。

少し調べると、自動式の地盤調査機もありますが、一条工務店では「半自動タイプ」になるんでしょうか。

人が介して調査をするタイプです。

一条工務店の地盤データ数は全国トップクラス【地盤調査研究所】

調査された内容(データ)は、一条工務店自社内にある地盤調査研究所に蓄積されていきます。

人員も地盤に関することだけに専念するプロフェッショナル。

 

日本工業規格(JIS規格)に沿った、調査方法を営業マンが社内資格として取得して、調査に現れます。

基本的に、営業担当が指揮をとり、同じ営業所の営業マンを1~2名連れて調査を行っています。

 

営業マンは、調査をする社内資格をもっていますが、結果を判定するのは、地盤調査研究所役割となっています。

間違いなく地盤調査が行われれば、結果は1週間もたたずに地盤調査報告書として上がってきて、私たちの手元に届くようになります。

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ただ単に報告書を見ただけでは、意味が分かりませんので、営業マンから詳細を報告してもらいます。

地盤調査研究所→営業マン→私たち

地盤調査報告書の内容

地盤調査報告書には、

  • 調査したポイント
  • ポイントの計測データ
  • 地域名の由来
  • 地形図
  • 古地図
  • 台地なのか丘陵地なのかなど
  • 判定結果

が掲載されています。

ちょっとポイント!

調査報告書をみると、名前の由来などから、ある程度の地盤の想定ができるようになっています。

「~田」とか、「~沼」などの、を連想させるような地名の場合は、軟弱地盤の可能性が高まります。

逆に、「~台」とか、「石~」とかの場合、住宅地として良好な地盤と判断できるそう。

 

つまり、家を建てるために土地から探そうとしている人は、その土地が以前どんな名前だったのか?を知ることで、ある程度想定することができます。

最近では、きれいに整備された造成地が多くなってきましたが、そんな時は、造成前の地名を調べるといいかもしれないですね。

茨城県つくば市にある、国土交通省管轄の国土地理院のホームページをのぞくと、古地図などが出てきますので、参考にするといいでしょう。

 

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地盤とは少しずれますが、土地を探す場合は、自治体が発行している「ハザードマップ」を参考に、災害に合いにくい土地を検討することが重要になります。

ただし、すべて鵜呑みにはせず、念には念を入れた検討をおすすめします。

少し前に、水害のない街としてハザードマップに示されていた、兵庫県芦屋市の高級住宅街の測量にミスが発覚し、2018年の台風21号で被害を受けたというニュースはまだ記憶に新しい出来事です。

一条工務店の標準基礎仕様は「布基礎」

あお

実は、一条の場合ほとんどオプションがかかるようになるんだよね。

一条工務店の本体価格に含まれる基礎は、コンクリートベタ打の布基礎です。

高齢の方に布基礎と聞くと、地面がむき出しになっている基礎を思い浮かべますが、鉄筋の入っていないベタ基礎のようなものらしいです。

 

多くの会社がベタ基礎を標準としている中、一条工務店で「ベタ基礎」の判定結果がでると、基礎面積分のオプション費用が掛かります。

「布基礎なんて出るのかい?」

と思いましたが、山の近くなどは岩盤にささえられ、良好な地盤?で布基礎がでる場合があるそうです。

割合から言うと、少ないそうですが。

地盤調査の結果「標準?」「オプション?」

地盤調査の結果、布基礎以外の判定結果が出た場合は、もれなくオプション費用が掛かります。

  • 布基礎(標準)
  • ベタ基礎(オプション)
  • W配筋ベタ基礎(オプション)
  • ソイルセメント(オプション)
  • 鋼管杭(オプション)

ちなみに、ソイルセメントや鋼管杭の改良工事(補強工事)がでると、もれなくベタ基礎も付いてきます。

 

i-smart、32坪平屋の地盤改良はベタ基礎+ソイルセメントで168万円

168万円の費用内訳は・・・

  • ベタ基礎費用:63万円
  • ソイルセメント工事費用:105万円

我が家の土地は、35年以上前ですが「田んぼ」でした。

埋め立てて、宅地にしたので想定内といえば想定内ですが、以前の家は改良工事や補強工事はせずに住んでいました。

不具合が無かったか?といえば、思い返すと、ドアが閉まりにくくなっていたりと、何かしら地盤に関係することがあったな。と振り返ることができます。

 

地盤調査の結果、改良工事が出た場合の補償は?

改良工事をしたとしても、「自然災害は免責」となるのが普通です。

 

では、「保証はどういった場合に受けることができるのか?」

ですが、通常の生活をしているにも拘らず

「家が沈下した」

などの場合に適用されます。

 

保証書には記載がされているはずですが、「何分の1傾斜した場合」などのように記載があると思います。

 

改良工事をすれば、災害の時も保証があるから安心。

そう思っている方は、要注意です。

まとめ

最後にちょっとずれた話になったかもしれませんが、一条工務店の地盤調査は、自社で行ってはいるけれども安心して任せることができる内容になっている。

というのが正解だと感じます。

 

一般的なハウスメーカーで、自社内にこのような仕組みを作るのは、経費がかかるので、外注したいと思うのが普通でしょう。

万が一の時には、「調査がしっかりとされていなかったからだ」と地盤調査をした下請けのせいにもできますからね。

 

数年前に、マンションの傾き事件がありましたが、支持層までの杭長が足らなかったのが原因でした。

大本となる会社がそれを知っていたら、足りないまま施工するでしょうか?

しないはずです。あとがたいへんですから。

 

地盤調査を自前で行うということは、そういう面倒なことも受けるということなのかと感じます。

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実際に、東日本大震災で傾いた一条工務店の家があり、スタッフが水平になるまで回復させている様子です。自然災害という免責のはずですが。

 

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